東京株式市場概況
2022年7月12日の東京株式市場は反落しました。
日経平均株価は前日比-475円64銭(-1.77%)の26,336円66銭でした。
週末をはさみ4営業日続伸したこともあり利益確定のタイミングが出やすく、そして中国の新型コロナウィルスによる景気減速、ロシアによる天然ガス供給停止などの地政学リスクなどの要因が重なりリスク回避が先行し下落しました。
週明けから節目の27,000円付近には上値のポイントとなる指標が密集していると解説。実体の長い陰線を形成、下げの勢いが強いことを表すので警戒が必要です。
米国市場概況
米国時間7/11の米国市場は続落しました。
NYダウ平均株価は前日比-164.31ドル(-0.52%)
S&P500は前日比-44.95ポイント(-1.15%)の3,854.43ポイントでした。
ハイテク関連ナスダック指数は前日比-262.71ポイント(-2.26%)
中国の新型コロナウィルス増加傾向により、マカオなど行動規制され経済活動の縮小が懸念されリスク回避の売りに押されました。
またロシアによる天然ガス供給停止による欧州の景気減速懸念、11日に発表されたOECDの6月景気先行指数が世界経済悪化を示すなどで投資家心理を冷え込ませ米国市場3指標そろって下落しました。
VIX指数も6%上昇し26.17ポイントに上昇しました。そしてSOX指数も2%下落し半導体関連株などは警戒が必要です。
東京株式市場情報
東証プライムの売買代金は概ね2兆4593億円、売買高は10億6110万株でした。東証プライムの値上がり株は161株、値下がり株は1654株、変わらずは23株でした。
前日のほぼ全面高から一転し、本日は水産・農林の内需銘柄のみが上昇する形になりました。
テクニカル的には25日移動平均線、一目均衡表の転換線をまたぎながら下落。5・25・75日移動平均線が下向きになり、明日以降も下落する形になると下げが加速する恐れがありますので警戒が必要です。
決算を控えている企業もありますので、積極的な売買は控えつつ、ファンダメンタルを重視した銘柄分析に時間を割くときで、急な反発なども念頭に空売り銘柄にも注意するようにしましょう。
国内も新型コロナウィルスが増加傾向となっているので、旅行関係やレジャー関係などの売買は慎重に投資するようにしましょう。
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