日経市場概況
2022年6月20日の日経市場は続落しました。
日経平均株価は前日比-191円78銭(-0.74%)の25,771円22銭でした。
米国NYダウ指数下落を引き継ぎ日経市場も下落、6/20米国市場休場もあり様子見の相場になりました。
米国に続きスイス、イギリスの利上げによる景気減速の懸念、インフレ率、今後の利上げ動向など不透明感の多い状況とあり積極的に買いを入れる投資家が少ない状況です。
原油先物価格下落により石油株が下落、東京エレクトロンなどの半導体関連も売られました。
売られすぎのサインもみられる日経市場、今後の動向など本日もよろしくお願いします。
米国市場情報
先週末6/17の米国市場は続落しました。
米国時間6/17のNYダウ平均株価は前日比-38.29ドルの29,888.78ドル(-0.13%)でした。
S&P500は前日比+8.07ポイントの3,674.84ポイント(+0.22%)
ハイテク関連ナスダック指数は前日比+152.25ポイントの10,798.25ポイント(+1.43%)でした。
原油先物価格の大幅な下落によりインフレ懸念が和らぎ消費関連や景気敏感株が買われました。
またこのところ強い売りを浴びせられたハイテク関連も値頃感から買い直されアップルなど反発しました。
NYダウは一時的にプラス圏で取引されることもありましたが、スイス・イギリスともに利上げに踏み切ったこともあり、小幅に下落して取引を終えました。
NYダウ続落、S&P500とナスダックが反発するまちまちは相場になりました。
3連休明けの米国市場相場に注目です。
日経市場情報
東証プライムの売買代金は概ね2兆7163億円、売買高は11億7784万株でした。東証プライムの値上がり株は363株、値下がり株は1432株、変わらずは43株でした。
先週調整をはさんだ空運株が上昇率上位、ドル円が円安に振れたこともあり自動車など輸出株も買われました。
テクニカル的に先週末の終値より高値から取引を開始しましたが売りの圧力は強く、始値が高値のまま取引を終えました。売り一巡後は5/12の安値を一時的に割り込んだあとは、値頃感から買い直されましたが、空売りの買い戻しの域程度ですので、底値と判断し難いです。
さらに深い調整がはいった場合は25,000円を割り込むことも考えられますので警戒が必要です。
今夜の米国市場は休場ということもあり、明日もまちまちな動きが予想されます。テクニカル的には売られすぎのサインもあり、割安感もでている銘柄もありますが、まだ下げ止まりのサインはでていませんので、先週同様積極的に買いを入れる場面ではありません。
今後のポイントととしては、米国およびヨーロッパと世界の中央銀行が続々と利上げに踏み切っていること。そしてそれがインフレ率と企業の収益面、為替にどう影響していくかが不透明ですので、しばらくは一進一退の動きが予想され、安易な空売りも難しい状況となりそうです。
今週もFRBによる発言機会も多く、外部要因に左右されやすいことは念頭におきましょう。
景気に左右されにくいディフェンシブ銘柄を中心に物色するようにしましょう。
ファンダメンタル的に今後もいいパフォーマンスを出しそうな銘柄など別途記事にしていきます。
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