日経市場概況
2022年6月17日の日経市場は反落しました。
日経平均株価は前日比-468円20銭の25,963円00銭(-1.77%)でした。
米国の利上げによる景気減速懸念による米国市場下落の流れを引き継ぎ、日経市場も下離れして取引スタート。節目の26,000円を割り込み取引終了しました。
米国につづきスイス、イギリスも利上げを発表。世界的に金融引き締めによる景気減速が懸念されました。
対する日本は本日の日銀・黒田総裁により金融緩和を継続と発表。それにより午後からの国内市場は一時26,000円を攻防する流れでした。
今後の動向など本日もよろしくお願いします。
米国市場概況
米国時間6/16の米国市場は反落しました。
NYダウ平均株価は前日比-741.46ドルの29,927.07ドル(-2.42%)と節目の30,000ドルを割り込みました。
S&P500は前日比-123.22ポイントの3,666.77ポイント(-3.25%)
ハイテク関連ナスダック指数は前日比-453.06ポイントの10,646.10ポイント(-4.08%)でした。
前日のFOMCによる0.75%の利上げが決定し、米国市場は反発しましたが、急な利上げによる景気後退懸念は根強く3指標揃って下落しました。
また追い討ちをかけるようにスイスとイギリスの中央銀行も利上げを発表したことで欧米の金融引き締めによる世界的な景気後退が嫌気されリスク回避の売りを浴びせられました。
P&Gやジョンソン・エンド・ジョンソンなどの日用品、ヘルスケアのメルクなどディフェンシブ銘柄に買いが入りました。
VIX指数は11%上昇し32.95ポイントと急上昇、相場の変動性に警戒が必要です。
日経市場情報
東証プライムの売買代金は概ね4兆2721億円、売買高は18億6965万株でした。東証プライムの値上がり株は351株、値下がり株は1447株、変わらずは40株でした。
テクニカル的には前日の終値から大きく下向きの窓をあけながら下落。一目均衡表の雲を抜けました。5/12の終値付近で下げ止まりその後は上下に髭を残しながら取引を終えました。反転は強かったですが迷いの強い相場と解釈されます。
三角持ち合いも下に抜け、本日の安値を割り込むと更に調整が入ると予測できますので警戒が必要です。
昨日のブログで前回FOMC後の米国指数の反発が弱いと指摘。過去と同じように値動きが動くとは限りませんが、過去から参考になることもあるかと思われます。
まだ下げ止まりのサインもみられませんのでしばらく観望しながら相場が落ち着き出したタイミングに向けて銘柄を物色する方が得策です。
本日は会社四季報の発売日でもありますので週末もはさみますので、じっくり気になるの銘柄をみていきたいと思います。
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