日経市場概況
2022年6月16日の日経市場は反発しました。
日経平均株価は前日比+105円04銭の26,431円20銭(+0.40%)と小幅に反発しました。
米国6/15未明にFOMCが0.75%の利上げを公表。インフレを抑制することが好感、利上げの不透明感が払拭され、米国市場反発の流れを引き継ぎました。
上げ幅は限定的で前回のFOMC通過後に比べ強く反発とはいきませんでした。
ボーイング9%高により、炭素繊維関連銘柄の東レが大きく買われました。
FOMC通過後の動向など本日もよろしくお願いします。
米国市場概況
米国時間6/15の米国市場は反発しました。
NYダウ平均株価は前日比+303.70ドルの30,668.53ドル(+1.00%)でした。
S&P500は前日比+54.51ポイントの3,789.99ポイント(+1.46%)
ハイテク関連ナスダック指数は前日比+270.81ポイントの11,099.16ポイント(+2.50%)とハイテク株は一段と買われました。
FRBが開いたFOMCでインフレ抑制のため利上げを0.75%に決定。市場予想通りと不確実性払拭により買い直されました。
NYダウは直近2,500ドルほど下げた反動もあり幅広い業種で買いが入りました。特にアマゾンや半導体エヌビディア、テスラなどの主力ハイテク株が買われました。
テクニカル的に25日移動平均線が横たわる32,000ドル付近まで戻すかに注目が集まります。
東証市場情報
東証プライムの売買代金は概ね2兆6416億円、売買高は11億3069万株でした。東証プライムの値上がり株は1216株、値下がり株は561株、変わらずは61株でした。
水産農林などの内需株が上昇率一位でした。先に述べた東レなどの繊維関連と大きく買われました。
昨日のブログで述べた反発狙いとして自動車関連や鉄鋼などの景気敏感株も買われました。
テクニカル的には5・75日移動平均線が交わる26,800円台で跳ね返され上髭の長く実体が大きい陰線を形成して終わりました。下げの勢いが強かったことをあらわします。
前月のFOMC通過後は力強く反発してトレンド転換しましたが、時間外の米国株価先物指数のまちまちな動きからもわかるように、強い反発からのトレンド転換とは言い難い様子です。
高値と安値は切り上げて形では上昇ですが、今夜の米国市場が軟調な結果になれば一昨日と昨日の安値を割り込むことも考えられ節目の26,000円を下回ることも念頭に入れておきましょう。
割安感と売られすぎのサインもありますが、週末をはさむ日経市場では、喜んで買うのは得策とは私からは言えません。
明日の17日は会社四季報夏号の発売もありますので、ファンダメンタル分析など含めこの週末を過ごしますので、また気になる銘柄などあれば紹介していきます。
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