日経市場概況
2022年6月15日の日経市場は続落しました。
日経平均株価は前日比-303円70銭の26,326円16銭(-1.14%)でした。
米国NYダウ下落の流れを引き継ぎ東証市場も終日軟調な動きになりました。
米国時間6/15に発表されるFOMCの金融政策を前にリスク回避の売りを浴びせられました。朝の取引開始時はバリュー株を中心とする値がさ株に買いが入り一時上昇しましたが、すぐさま反転、米国の時間外株価指数のまちまちな動きが投資家心理の悪化を加速させました。
今後の動向など本日もよろしくお願いします。
米国市場情報
米国時間6/14の米国市場は続落しました。
NYダウ平均株価は前日比-151.91ドルの30,364.83ドル(-0.50%)でした。
S&P500は前日比-14.15ポイントの3,735.48ポイント(-0.38%)
ハイテク関連ナスダック指数は前日比+19.12ポイントの10,828.34ポイント(+0.18%)でした。
連日で米国金利利上げを警戒し売られましたが、売一巡後は連日で下げすぎた反動から航空ボーイングなどは買い直されました。
連日のきつい下げだったハイテク株が買い直されアップルやインテル、マイクロソフトなどの主力株は買われました。
米国FOMCの結果発表を明日に控えましたが、過去の動向から、思惑で株が売られFOMC通過後に株が買い直されることも予想されますのでFOMCの結果に注目しましょう。
日経市場情報
東証プライムの売買代金は概ね2兆7623億円、売買高は12億2653万株でした。東証プライムの値上がり株は257株、値下がり株は1545株、変わらずは36株でした。
海運株は昨日に続き上昇率上位、金利上昇による収益改善が期待されて銀行株、出遅れていた証券関連の株が買われました。
テクニカル的には4/12の終値付近となる26,320円付近で終値をむかえました。髭が短く実体が長い陰線のローソク足を形成し下げの勢いが強いことをあらわします。
ボリンジャーバンドの-1σをわずかに割って終わり、明日以降反転せずに下げる場合は1/18の値動きを参考にすると、さらに下げが加速する恐れがあります。
明日以降の戦略のポイントとしては米国のFOMCによる利上げ結果発表です。直近の売られすぎもあり、前回同様にFOMC通過後は不確実性の払拭され買い戻される可能性もありますので空売りしている銘柄は注意が必要です。
鉄鋼・非鉄金属・機械などの景気敏感銘柄は押しが強かった分、買い直しのエネルギーが強いと予想されますので、業績のよかった銘柄を中心に物色するのもいいでしょう。しばらく安値付近で持ち合いが続いていたツバキナカシマ(6464)などトレンド転換の兆しが見えますので注目してはいかがでしょうか。
そして今週末の6/17は会社四季報の2022年夏号が発売されます。筆者が株式投資に参考にしている会社四季報業界地図と併読すればより業界に対する理解や、新たな銘柄発見にも役立ちますので気になる方は参考にしてみてください。
この記事へのコメントはありません。