日経市場概況
2022年6月9日の日経市場は5営業日続伸しました。
日経平均株価は前日比+12円24銭の28,246円53銭(+0.04%)と小幅に続伸しました。
1ドル134円付近まで円安がすすみ輸出銘柄などが買われました。米国市場は3指標そろって下落しましたが、相場の力強さを認識させられました。
直近の急ピッチの上昇から上値は重く3/25の28,340円付近、5か月ぶりの28,380円台では利益確定の売りに押されました。
中国の経済回復期待、ロシア・ウクライナ情勢の影響が欧米に比べて低いことが日本株買いを促しました。
米国市場情報
米国時間6/8のNYダウは反落しました。
NYダウ平均株価は前日比-269.24ドルの32,910.90ポイント(-0.81%)でした。
S&P500は前日比-44.91ポイントの4,115.77ポイント(-1.08%)
ハイテク関連ナスダック指数は前日比-88.96ポイントの12,086.27ポイント(-0.73%)でした。
米国長期金利が3%台へ上昇、原油高もあいまっね景気後退懸念により3指標そろって下落しました。
アナリストによる業績下方修正された半導体大手インテルが5%近く下落、ハイテク関連株が売られました。
欧州の大手銀行クレディスイスが赤字転落すると発表、米国のゴールドマンサックスやJPモルガンチェースなどの銀行株も売られました。
今夜から明日にかけ米国失業保険申請数やコアCPI発表などを控えているので、動向に注目です。
日経市場情報
東証プライムの売買代金は概ね3兆2139億円、売買高は12億8727万株でした。東証プライムの値上がり株は786株、値下がりは966株、変わらずは86株でした。
海運株が強い売りに押されました。原油価格上昇により石油株が本日も上昇率上位、医薬品などのディフェンシブ銘柄も買われました。
テクニカル的には5ヶ月ぶりに28,389円と一時的にですが達成しました。その後は達成感から利益確定の売りに押されましたが、投資家心理は改善したといえるでしょう。
昨日のブログでは3/25の28,340円付近を超えれば29,000円も視野に入ると解説。売りのエネルギーは強そうで、直近の好調な相場をみれば一旦は調整に入りそうなので買いポジションは警戒が必要です。
いずれにしても日経市場の異様なほどの強さが目立つ相場です。引き継ぎ29,000円台に回復するか注目です。
出遅れ感のあるマネックスG(8698)やSBI(8473)など証券関連は要注目です。
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