日経市場概況
2022年5月30日の日経市場は大幅に続伸しました。
日経平均株価は前日比+587円75銭の27,369円43銭(+2.19%)と節目の27,000円を超えるほど上昇しました。
先週末の米国市場の大幅な続伸の流れを引き継ぎました。
過度なインフレ懸念が後退、時間外の米国先物指数の上昇と中国アジア市場も堅調な動きとなり、上げ幅を一時600円を超えるほど強く買われました。
岸田総理がまとめる6月からの新しい資本主義の原案などもあり、グロース株から景気敏感株まで幅広く買われました。
今後の動向など本日もよろしくお願いします。
米国市場情報
先週末の米国市場は続伸しました。
米国時間5/28のNYダウ平均株価は前日比+575.77ドルの33,212.96ドル(+1.76%)と節目の33,000ドルを超えました。
S&P500は前日比+100.40ポイントの4,158.24ポイント(+2.47%)でした。
ハイテク関連ナスダック指数は前日比+390.48ポイントの12,131.13ポイント(+3.33%)と米国市場は3指標そろって大きく上昇しました。
米国個人消費支出の伸び率が鈍化。インフレによる景気減速への過度な懸念が和らぎました。
米国長期金利も2.7%台に落ち着き、ハイテク株なども買い直されました。
テクニカル的にはNYダウ指数とナスダック指数ともに中長期の指標となる25日移動平均線をまたぎました。短期の利益確定の売りをこなしながら上昇トレンド継続するかがポイントになります。
ともに節目の価格付近には75日移動平均線が横たわり、長期視点でみると先週の米国市場の反発が、さらなる下落トレンド突入への最後のひと上げという可能性も頭に入れておきましょう。
いずれにしても日米ともに直近で大きく買われるような材料も今のところありませんので、短期の利益確定をこなしながらのトレードが中心になりそうです。
日経市場情報
東証プライムの売買代金は概ね4兆3018億円、売買高は16億8174万株と久々に盛り上がった市場になりました。東証プライムの値上がり株は1551株、値下がり株は253株、変わらずは32株でした。
景気敏感系から素材系、半導体関連などが大きく買われました。反面、先週好調だった海運株などは利益確定の売りに押されました。
テクニカル的には先週末の終値から窓をあけて上昇。ボリンジャーバンドの1σを超え、一目均衡表をみても三役好転となりました。
それでは買いと言いたいところですが、米国市場概況でも述べましたが、日米ともに大きく買われるような材料は今のところ少ないことは念頭に置きましょう。
6月からの入国緩和、岸田総理の新しい資本主義の原案など思惑買いなども入ってくると思われます。
長期的には半導体やSDGs、そして旅行関連などが銘柄選定の軸となりそうです。
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