日経市場情報
2022年5月27日の日経市場は反発しました。
日経平均株価は前日比+176円84銭の26,781円68銭(+0.66%)でした。
米国市場3指標そろった上昇により買いが先行してスタート、節目の27,000円付近で抵抗にあい上げ幅を縮めながら取引を終えました。
米国のナスダック指数上昇により、日本も東京エレクトロンやディスコ、アドバンテストなどの半導体主力株が買われ上昇しました。
インフレによる景気減速の懸念は根強く残る日米市場、本日もよろしくお願いします。
米国市場
米国時間5/26の米国市場は大幅に続伸しました。
NYダウ平均株価は前日比+516.91ドルの32,637.19ドル(+1.61%)と5営業日続伸しました。
S&P500は前日比+79.11ポイントの4,057.84ポイント(+1.99%)と4,000ポイント台に回復しました。
ハイテク関連ナスダック指数は前日比+305.91ポイントの11,740.65ポイント(+2.68%)と大きく上昇しました。
小売企業の好決算発表が相次ぎインフレによる景気後退懸念が和らぎました。
ダウ構成銘柄のホームデポなどの消費関連銘柄に買いが入りました。景気敏感株としてボーイングやビザ、アメックスなども買われました。
前日の市場予想を下回った半導体大手エヌビディアも買い直され5%の上昇、テスラやメタとアルファベット(Google)などの主力株も買い直されナスダック指数の上昇につながりました。
FOMCも無難に通過した米国市場、今後大きく上昇するようなイベントもありませんが、調整をはさみながら投資家心理が改善されるかがポイントになります。
日経市場
東証プライムの売買代金は概ね2兆9671億円、売買高は11億6839万株でした。東証プライムの値上がり株は1228株、値下がり株は548株、変わらずは61株でした。
海運株、鉄鋼などの景気敏感株と空運業は連日好調でした。
テクニカル的には27,000〜26,500円をレンジとして1週間を終えました。長期の指標となる75日移動平均線に支えられる形になりました。週間の見通しとして、今週も海外要因に左右されやすいと解説。上にも下にも振れる可能性があると指摘しましたが、週間のマーケット状況を見る限りでは、国内経済などを参考にしても大きく売り込まれるような相場ではないといった印象でした。
昨夜の米国市場S&P500が4,000ポイント台復帰となり、弱気相場に入って投資家心理が改善されるなら、今夜の米国市場はポジティブに受け止められる可能性があります。
その場合、今夜の米国市場で続伸するような事があれば週明けの日経市場はトレンドが変わったとはっきり認識できると思われます。
なので今夜の米国市場と週明けからの日経市場の動向は注目になります。
景気敏感銘柄などに資金がシフトすると考えれば、医薬品やヘルスケアなどの内需株やディフェンシブ銘柄などは利益確定の売りが入る恐れがありますので注意が必要です。
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