日経市場概況
2022年5月25日の日経市場は小幅に続落しました。
日経平均株価は前日比-70円34銭の26,677円80銭(-0.26%)でした。
米国市場のまちまちな動きを引き継ぎ、朝の取引開始時は売りが先行してスタート。26,570円ほど下落した後、反転してその後は方向感のないまちまちな動きでした。
米国FOMC議事要旨公表前ということもあり、売買代金をみてもわかるように様子見ムードが広がりました。
底堅さも垣間見れる日経市場、今後の動向など本日もよろしくお願いします。
米国市場概況
米国時間5/24のNYダウは続伸しました。
NYダウ平均株価は前日比+48.38ドルの31,928.62ドル(+0.15%)でした。
S&P500は前日比-32.27ポイントの3,941.48ポイント(-0.81%)でした。
ハイテク関連ナスダック指数は前日比-270.83ポイントの11,264.45ポイント(-2.35%)でした。
金利収入上方見通しにより、JPモルガンチェースなどの銀行株、ディフェンシブ銘柄の一角などが買われました。
利上げによるインフレ、業績悪化への懸念は根強く一時ダウは500ドル超えほど下落幅を広げましたが、売られすぎとの見方からヘルスケアなどのディフェンシブ銘柄が買い直されました。
SNSのスナップが業績予想見通しを下方修正。広告収入への依存度が高いメタやアルファベットが5%を超える下落、ハイテク株主力のアップルなども売られ、米国市場はNYダウのみが上昇のまちまちな動きになりました。
FOMCなどの発表も控えておりリスク回避による様子見が伺えます。
今週は一進一退の神経質な相場予想と解説。地政学リスクや利上げなどの懸念は根強く残る米国市場、引き続き警戒が必要です。
日経市場情報
東証プライムの売買代金は概ね2兆7190億円、売買高は11億6492万株でした。東証プライムの値上がり株は640株、値下がり株は1141株、変わらずは83株でした。
前日上昇率上位だった海運株は本日も上昇率上位でした。米国のハイテク関連ナスダック指数下落により国内もハイテク株の一角に売りが出ましたが、下げ幅は限定的ですぐに安値を拾う動きなどが見られました。
先週末、週明けのブログでも外部要因に左右されやすい1週間と解説。米国株価指数時間外取引に沿うかのようにまちまちな動きでした。
ファンダメンタル的にも大きく売り込まれるような相場でもないので、26日日本時間未明のFOMC通過後の動向に注目が集まります。
テクニカル的には75日移動平均線を抵抗とし、5・25日移動平均線とボリンジャーバンド1σ内で収まりつつあり、下に抜ければ下げが加速する恐れもあります。
節目の27,000円を超えた5/23のトレンドの転換はダマシに終わる可能性も出てきました。
安易な買いに走るよりは海外動向に注視しつつ、次の買い場がきたときに中長期的に昨日解説した関連銘柄で物色にあてても良い時と思われます。
物色候補銘柄は変わらず景気敏感株と環境関連などです。
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