(最終更新日:2022.05.23)

2022年5月23日の日経マーケット情報

日経市場概況

2022年5月23日の日経市場は続伸しました。

日経平均株価は前日比+262円49銭の27,001円52銭(+0.98%)と節目の27,000円を超えました。

米国長期金利上昇が一服したことにより、ファナックなどのハイテク株が買われました。

来日中のバイデン大統領との日米共同会見において、バイデン大統領が対中国関税引き下げ検討と発言。米国の景気減速材料となっているインフレが抑制されるとの見方から投資家心理が改善された形になりました。

中国の長期金利低下、バイデン大統領の日米共同会見などにより米国時間外株価指数が急伸し日経市場も追い風を受け27,000円を超えることができました。

今後の動向など本日もよろしくお願いします。

米国市場概況

先週末5/21のNYダウは小幅に反発しました。

NYダウ平均株価は前日比+8.77ドルの31,261.90ドル(+0.03%)でした。

S&P500は前日比+0.57ポイントの3,901.36ポイント(+0.01%)

ハイテク関連ナスダック指数は前日比-33.88ポイント(-0.30%)の11,354.62ポイントでした。

インフレによる金利引き上げへの懸念などもあり一時600ドルを超える下落幅でしたが、連日の下落による短期的な自主反発もあり下げ幅を縮めながら、プラス圏で取引を終えました。

週間でみるとエネルギーコストや人件費コストなどによる小売業の収益悪化が相場を大きく動かしました。

投資信託のベンチマークとなるS&P500も年初から20%下落と、弱気相場入りし投資家心理的には様子見ムードが伺えます。

NYダウとS&P500のみ買われ、ハイテク関連などの高PER株は短期的に買いがはいるのみなど方向感のないまちまちな米国市場相場になっています。

そして25日は半導体エヌビディアの決算も予定されており注目が集まります。

日本市場への影響も神経質な動きが予想されますので米国市場の動向も注視する必要があります。

日経市場情報

東証プライムの売買代金は概ね2兆6714億円、売買高は10億9799万株でした。東証プライムの値上がり株は1430株、値下がりは352株、変わらずは55銘柄でした。

保険や海運などが上昇率上位でした。インバウンドへの期待からコロワイドや幸楽苑などの外食関係株も買われました。

テクニカル的には節目の27,000円を超えることができ、日経市場の堅調さを認識される相場です。指標でみても一目均衡表の先行線を超え雲を抜け、遅行線がローソク足を抜けたので、あとは転換線が基準線を上抜ければ三役好転となり買いシグナル発生となります。

先週からインバウンドに関する銘柄を物色と解説。6月以降のインバウンド緩和による期待もあり外食株が買われました。空運と旅行銘柄など利益確定をこなしながら上昇していくかがポイントです。

日経相場は材料少で引き続き外部要因で一進一退の動きが予想されますが、本日の相場観では弱気相場したような気配は感じれないので、明日以降の相場も堅調に取引されるかがポイントになります。

金属製品や輸送機器などの素材系や景気敏感などもよう注目です。

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