日経市場概況
2022年5月16日の日経市場は続伸しました。
日経平均株価は前日比+119円40銭の26,547円05銭(+0.45%)でした。
先週末の米国市場反発の流れを引き継ぎ東京エレクトロンなど成長株、半導体株やハイテク株が上昇しました。
買いが一巡後は時間外の米国株価先物指数の下落により上げ幅を縮めながら取引を終了しました。
4月の国内企業物価指数(前年同月比)が10.0%と大きく上昇するなどしましたが、市場への影響は限定的でした。
今後の動向など本日もよろしくお願いします。
米国市場概況
先週末、米国時間5/13の米国市場は反発しました。
NYダウ平均株価は前日比+466.36ドルの32,196.66ドル(+1.47%)でした。
S&P500も前日比+93.81ポイントの4,023.89ポイント
ハイテク関連ナスダック指数も前日比+434.04ポイントの11,805.00ポイント(+3.82%)と3指標そろって上昇しました。
直近の強い売りからの反発もあり上昇しましたが、ダウは週間で2.1%下落しました。特に割安感があったナスダック指数は大きく反発し、Amazonやテスラ、ネットフリックスなど6%以上の上げ幅でした。
NYダウ、S&P500、ナスダックともに週間では下落。
新型コロナウィルスによりロックダウン中の中国・上海で5月中旬以降のコロナ新規感染者数をゼロ目標にするなどで、ロックダウンによる過度な景気後退が和らいだことも相場の上昇につながりました。
VIX指数は高止まりが一服し29ポイントでした。
日経市場情報
東証プライムの売買代金は概ね3兆1759億円、売買高は15億49万株でした。東証プライムの値上がり株は634株、値下がり株は1172株、変わらずは31株価でした。
テクニカル的に長期の参考指標となる75日移動平均線が横たわる26,850円付近で上げ幅が抵抗になりました。一目均衡表の雲に入りましたが、三役好転とはならず様子見ムードの強い相場状況です。
主要企業の決算も出揃い好決算企業などに買いが入りましたが、今週後半は国内の材料が乏しくなるので国外要因に左右されると予想されます。
底堅い日経平均ですが、先安感もみられたりと買いも空売りも読みにくい相場ではあります。
中長期的には中国のコロナウィルス減少など景気回復に期待をし、自動車や鉄鋼、小売などの景気敏感株や小売などが物色銘柄になりますが先週に続き株数を減らしての売買が中心になります。
レオパレスの債務超過解消など個別では明るい話題もありますので決算が出揃った今、足もとの業績のしっかりした銘柄を選定するのも戦略のひとつです。
この記事へのコメントはありません。