日経市場概況
2022年4月28日の日経市場は反発しました。
日経平均株価は前日比+461円27銭の26,847円90銭でした。
日銀の金融政策会合で引き続きイールドカーブコントロール、継続して大規模な金融緩和を行うと発表し、ドル円レートが約20年ぶりの1ドル130円台と円安に振れ、輸出関連を中心に買われました。
今朝の米国市場同様、中国コロナウィルス減少傾向により中国の景気懸念の和らぎと好決算銘柄への買いなどで上昇しました。
連休前ということもあり午前中は様子見のまちまちな動きでしたが、日銀の金融緩和の継続、そして為替変動などで午後は上げ幅を広げならがら本日の取引を終えました。
決算シーズン突入の日経市場、今後の動向など本日もよろしくお願いします。
米国市場
米国時間4/27の米国市場、NYダウ平均株価は前日比+61.75ドルの33,301.93ドル(+0.19%)と小幅に反発しました。
S&P500は前日比+8.76ポイントの4,183.96ポイント(+0.21%)
ハイテク関連ナスダック指数は前日比-1.81ポイントの12,488.93ポイント(-0.01%)と年初最安値を更新しました。
前日の800ドル超えの下落になったNYダウで売られすぎからの反発を狙った買いが入りやすい状況でしたが、FRBによる早期利上げへの警戒は根強く上値を抑えました。
中国のコロナウィルスによるロックダウンも景気減速が懸念されていますが、中国政府の景気刺激策への期待などから前日の中国市場指数上昇により景気への懸念が和らぎました。
決算発表で市場予想を上回ったクレジットカードのビザや、ソフトウェアのマイクロソフトなどが上昇しました。
利上げへの警戒は強くナスダックは小幅に続落しました。
日経市場
東証プライムの売買代金は概ね3兆4114億円、売買高は13億8363億円でした。連休前ということもあり昨日に続き、空売りの買い戻しなどのポジション整理で3兆円超えになりました。東証プライム値上がり株は1503株、値下がり株は295株、変わらずは40株でした。
円安により鉄鋼や輸送用機器などの景気敏感株が上昇率上位でした。取引時間中に海運大手の商船三井(9104)の決算発表があり22年3月期の経常利益前期比+440.2%の7200億円と好決算でしたが、23年3月期の連結予想が減収見込みとなり売られ、日本郵船なども連られて売られました。
テクニカル的にも実体が長く強い上昇を表していて、短期の指標になる5日移動平均線をまたぎました。一目均衡表の転換線もまたいでいるので、次のポイントは75日移動平均線がかかる節目の27,000円を維持できるかです。
2022年3月期も好決算企業もあるので、ゴールデンウィーク明けからのトレードの参考になります。
とは言いつつも黒字でも株価は下がりますし、赤字でも株価は上がったりもするので決算発表前後は価格変動性には注意しないといけません。
昨夜ブログで解説したアドバンテスト(6857)は本日4%上昇、キーエンス(6861)も5%上昇しました。
一昨日の決算発表で好決算だったファナック(6954)は昨日は材料出尽くして下落しましたが本日は3%上昇し、今後も継続してトレンドに乗っていくか要注目です。
本日から3連休をはさみますが、地政学リスクや金利、エネルギー価格などウォッチしていく指標は多いですが、好決算銘柄を参考にファンダメンタルが比較的良い銘柄を中心に物色してはいかがでしょうか。
本日4/28に行われた決算のなかから筆者が気になる銘柄など、この連休中にブログを通じて解説できたらと思っています。参考になられたら幸いです。
この記事へのコメントはありません。