日経市場概況
2022年4月21日の日経市場は続伸しました。
日経平均株価は前日比+335円21銭の27,553円06銭(1.23%)と上昇しました。
米国金利上昇一服によりNYダウ続伸するも、ハイテク関連ナスダックは下落などちぐはぐな米国市場でしたが、米国株価先物時間外取引の上昇が追い風となり300円を超える上昇になりました。
米国市場
本日の米国市場はNYダウ平均株価前日比+249.59ドルの35,160.79ドル(+0.71%)でした。
S&P500は前日比-2.76ポイントの4,459.45ポイント(-0.06%)
ハイテク関連ナスダック指数は前日比-166.59ポイントの13,453.07ポイント(-1.22%)でした。
前日の景気敏感株の買いが目立ちましたが、本日は決算で市場予想を上回る増収増益になったP&Gなどのディフェンシブ株の買いが目立ちました。
IBM決算で売上と一株利益が市場予想を上回ったため7%を超える上昇となり、P&Gとともにダウ平均株価を支えました。
ハイテク関連ナスダックは電気自動車テスラや半導体エヌビディアなどを筆頭に、連日の高騰から利益確定の売りが目立ち、反落しました。
日経市場
東証プライムの売買代金は2兆5187億円、売買高は10億2912万株でした。東証プライムの値上がり株は1242株、値下がり株は528株、変わらずは69株でした。
米国ナスダック指数は反落しましたが、先物時間外のナスダック指数上昇により、日経市場も半導体関連株が買われました。
米国長期金利上昇の一服、ドル円の円安基調など輸出関連の収益向上などの期待感から幅広い銘柄で買われました。
昨日のブログで一目均衡表の雲抜けと転換線反転で上昇へ転換と解説、本日も強く上昇しテクニカル的には投資家心理は強気と伺えます。
25・75日移動平均線をこのまま抜け切ることができれかが明日以降のポイントになります。
明日は週末もあり利益確定の売りなどで変動性は高まりそうですが、中長期でみると週明け以降も決算相場をこなしつつ堅調な動きになると予想されます。
本日は精密機器の日本電産(6594)と半導体関連のディスコ(6146)の決算発表がありますと昨夜お伝えしました。
日本電産は2022年3月期、売上高は前年比+18.5%の1兆9181億円、税引後利益が前年比+12.2%の1368億円でした。2023年3月期の連結予想も税引き後利益、前期比20.6%の1650億円と増益を予想。
ディスコに関しては、通期予想は半導体需給の変動性が高いため四半期のみの予想しかありませんが、2022年3月期の税引き後利益は前期比+69.4%の662億円でした。
日本電産およびディスコも好決算となりましたが、明日以降この結果をマーケットがどう評価するか注目になります。
半導体関連だとSUMCO(3436)などにも注目です。
明日は週末要因で午前中は利益確定の売りなど変動性が高まることが予想されますが、個別決算などでファンダメンタル的には大きく売り込まれるような要素も今のところ見受けられないので、決算を参考に銘柄物色してはいかがでしょうか。
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