日経市場情報
2022年4月15日の日経市場は小幅に反落しました。
日経平均株価は前日比-78円81銭の27,093円19銭(-0.29%)でした。
米国金利上昇に伴う米国株価指数下落を引き継ぎ、朝の取引開始後は下げ幅を355円以上広げる場面もありましたが、売り一巡後は買いが入り下げ幅を縮小させ、午後からは節目の27,000円付近で取引を終えました。
昨夜のブログでもお伝えしたように、米国市場3連休と日本の週末要因が重なり午前中は変動性の高い値動きでしたが、日経先物の上昇により急速に下げ幅を縮小させました。
米国市場
昨夜の米国市場はNYダウ平均株価前日比-113.36ドルの34,451.23ドル(-0.33%)でした。
S&P500は前日比-54.00ポイントの4,392.59ポイント(-1.21%)
ハイテク関連ナスダックは前日比-292.51ポイントの13,351.08ポイント(-2.14%)と長期金利上昇により大きく下落しました。
米国債10年長期金利が2018年12月ぶりの2.8%台に上昇。金利上昇局面で売られやすい、高PER株のハイテク関連株などは売られました。
特に注目なのが、テスラ。短文サイトTwitter買収の不透明感およびTwitter株取得のためテスラ株を売却などの思惑から4%程度下落しました。
好決算によりゴールドマンサックス は序盤買われましたが、終わりにかけ下落しました。
金利への警戒が強い様子が伺えます。どこまで金利が上昇するかはわかりませんが、決算シーズンなど変動性が高まることは確かですので、日本にどの程度影響されるかは未知数ですが、引き続き米国の金利動向には注視しましょう。
金利と株価などの関係はまた詳しくブログで解説します。
日経市場
米国市場休場などで取引参加者の少ない東証プライム市場の売買代金は概ね2兆448億円、売買高は8億8006万株でした。金利上昇局面で上がりやすい保険株や銀行株は上昇率上位でした。
昨日と一昨日のブログでユニクロのファーストリテイリング(9983)は中国ロックダウン解除の物色銘柄としてお伝えしましたが、本日も8.8%と大幅に上昇しました。
予想通り午前は変動性の高かった相場でした。来週以降もアメリカおよび日本でも決算が本格化してきます。値動きとしては神経質な動向が予想されます。そして日本電産などの大型株などの決算は注目です。
そしてゴールデンウィークに進むにつれリスク回避の利益確定など、神経質な展開に拍車かけます。
業績予想など今後の企業活動はロシア・ウクライナによる不安定状態からのエネルギー高騰と円安基調そして金利動向です。
来期への見通しは厳しめになると予想できますが、地政学リスク、為替、金利、エネルギー高騰などが変化すると上方修正もあり得ますので、候補銘柄の決算はウォッチするようにしましょう。
19日以降はIMFによる世界経済見通し発表や中国のGDP(1-3月)など中国経済指標の発表なども予定されています。
来週から月末にかけては決算などを参考に銘柄選定にかける時間が増えそうです。
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