日経市場情報
2022年4月5日の日経市場は小幅に続伸しました。
日経平均株価、前日比51円51銭高の27,787円98銭(0.19%)でした。朝の取引開始日は米国市場3指標上昇の流れを引き継ぎ前日比229円高で取引スタート。
上値を抑えながら反落しましたが、米国ナスダックの上昇により半導体関連などに買いが入り、徐々に下げ幅を戻し小幅に上昇して終了しました。
米国市場
昨夜の米国市場は週末をはさみ続伸。NYダウ平均株価、前日比103ドル61セント高の34,921ドル88セント(0.30%)と新四半期に入り資金流入への期待から上昇しました。
S&P500は前日比36.78ポイント高の4,582.64ポイント(0.81%)、ハイテク関連ナスダック総合指数は前日比271.05ポイント高の14,352.55ポイント(+1.90%)と他の2指標よりも約1%ほど高く続伸しました。
2022年年明けから長期金利の上昇などで高PERなハイテク関連は押されていましたが、割安感などから物色された形です。さらにテスラCEOのイーロンマスクがツイッター株を大量取得が判明したのもハイテク株高を後押ししました。
ロシア・ウクライナの地政学リスクや金融引き締めなど懸念事項は残りますが、VIX指数は20ポイントを下回る18.67ポイントと低下していますので、今後の動向に注意しながら、直近の下げが大きかった消費関連株などは物色の対象になりそうです。
日経市場
東証プライム市場の売買代金は概ね2兆6678億円。売買高は11億5544万株でした。東証プライムの値上がり株は952株、値下がり株は808株、変わらずは79株と全体の5割程度が値上がる形になりました。
本日も様子見ムードなのか売買金額は3兆円を下回りました。
昨日の上昇率一位だった海運株は利益確定で下落率2位、FOMC議事録発表前などにより保険や銀行などの金融関連株も売られました。
先週頭に持ち合いになりそうな1週間と解説。そして昨日は本日の終値を超えれば上昇への転換の兆しと説明しましたが、本日の動きは前日の高値は超えましたが、陰線で終了。
上には節目の28,00円と200日移動平均線があり、抵抗と意識されている印象です。今のところ75日移動平均線を割り込むことはなさそうですが、どちらかに触れるのか今のところ掴みにくい相場ですので、見切りで売買するよりも銘柄の選定に力を注ぐときでしょう。
今日の気になる一銘柄はバリューコマース(2491)です。売上高、フリーキャッシュフローなど右肩上がりに推移しており、テクニカル的にも安値から反転し上値を試す段階に差し掛かってきています。
デジタル関連や環境関連は今後も注目テーマなので、動きづらい相場状況では割安で放置されている銘柄を探すてみるのも良さそうです。
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