日経市場情報
2022年4月4日の日経市場は小幅に反発しました。
東証市場新区分スタートとなる今日は、前日比70円49銭高の27,736円47銭(0.25%)で取引終了しました。
先週末の米国市場の反発を背景に、午前の取引開始時は前日比19円67銭高でスタート。午前中は積極的な上値を追う動きにならず、まちまちな動きになりました。
アジア市場の上昇を背景に午後から引けにかけて下げ幅を縮小させながらプラス圏内へ反転、上昇して終わりました。
米国市場
先週末の米国市場は、NYダウ工業株平均株価前日比139ドル92セント高の34,818ドル27セント(0.40%)と3営業日ぶりに反発。
ハイテク関連ナスダック指数も前日比40.98ポイント高の14,261.50ポイント(+0.29%)
S&P500も前日比15.45ポイント高の4,545.86ポイント(0.34%)と米国市場は3指標揃って上昇しました。
米国の3月失業率が2月の3.8%から3.6%と低下し景気回復期待から消費関連株などが上昇。小売のホームデポや日用品のP&Gなどが上昇、消費需要回復の期待からクレジットカードのビザも上昇しました。
反面アメリカ10年利回りがFRBの金融引き締め動向などにより、アメリカ債2年利回りを下回る逆イールドの状態となり、利鞘収益悪化を嫌気し、金融株のJPモルガンなどは売られました。
日経市場
東証プライムの売買代金は概ね2兆1874億円。売買高は10億946万株。東証プライムの値上がり株は1227株、値下がりは545株、変わらずは67株と、全体の約6割が値上がりました。
直近押され気味だった海運株が上昇率一位、鉱業、精密機器、石油石炭など景気敏感系が買われました。
記念すべき?東証再区分になった初日。売買金額と値動きからして盛り上がりにかける1日でした。
私も様子見モードです…市場参加者もそんな1日だったのではないでしょうか。
テクニカル的には値動きは小幅で午前中はまちまちな動きでしたが、引けにかけては先週末の終値を少し超えて終了。
節目の75日移動平均線を割ることなく、4月1日の安値からも切り上げ上昇。
明日も本日の高値超えて上昇するなら、上昇トレンドに転換し、節目の28,000円を目指すことになるでしょう。
ロシア・ウクライナの地政学リスクは継続して懸念事項として念頭に置きつつも、円安相場の恩恵を受ける企業などフォローしましょう。
そして、東証新区分における2025年1月までにおけるTOPIX採用銘柄の段階的ウェイト低減などを考慮しつつ、流通時価総額100億円以下の企業以外の銘柄物色が重要になってきます。
詳しくは別のブログに書いています。
今後のテーマ、脱炭素などの環境関連は長期的に銘柄選定の軸になるかと思います。
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