2022年3月24日の日経市場は8営業日続伸しました。日経平均株価前日比70円23銭高の28,110円39銭(+0.25%)と、2021年8〜9月の以来の続伸。東証取引スタート時は、米国市場の反落を受け継ぎ、売られる面もありましたが、午後から急速に下げ幅を縮小し、引けにかけて上昇し本日の取引を終了しました。
昨夜の米国市場はダウ工業株30種前日比448ドル98セント安の34,358ドル50セント(-1.29%)、ハイテク関連ナスダック総合指数は186.21ポイント安13,922.60ポイント(-1.32%)、S&P500は55.38ポイント安の4,456.23ポイント(-1.29%)と3指標揃って反落しました。緊迫するロシア・ウクライナ情勢によりWTI原油先物価格の上昇や金融引き締め加速など投資家心理の悪化を招きました。
東証一部売買代金は概ね3兆1574億円、売買高は12億4210億円。東証1部の値上がり株は1097株、値下がりは977株、変わらずは107株でした。円安・ドル高により輸出関連などは本日も堅調。ほかゴムなどの素材関連も上昇率上位でした。昨日に続き海運株は続落しました。
米国市場の株安を受け、今まで急ピッチで上昇してきたぶん、売りが先行してスタートし一時400円を超える下げ幅まで反落しましたが、売り一巡後は米国先物市場時間外取引の反発により午後から日経市場も下げ幅を縮小しながら半導体関連などを中心に買い戻されました。テクニカル的に意識されるポイントの75日移動平均線に支えられ、40円と小幅でありながら28,000円を終値で割り込まかったのは、今後の投資家心理的にもポジティブなポイントになりそうです。更なる上昇もあり得るの前々回のブログでも書いていました。今日くらいは米国市場の関係もあり下がるかなとか思いましたが、結果をいい意味で裏切る形になりました(笑)
次に意識されるポイントは長期トレンドの指標になる200日移動平均線が横たわる28,300円付近がポイントになります。この28,300円を超えると長期上昇トレンドへの復帰も期待でき、日経平均30,000円を目指すフェーズに入りそうです。
モルガンやアメックスなどの金融関連が利益確定で反落した流れで銀行関連銘柄は上値が重い動きになりました。私の買いポジションの三菱UFJやトヨタ自動車などは金利上昇や為替の恩恵を受けるので継続して動向を観察。相場全体で投資家心理の改善から、マザーズなどの小型・中型株なども候補にいれるのもありでしょう。ロシア・ウクライナの地政学リスクに引き続き注意するように、利益確定とロスカットポイントの設定は確実に行っておきましょう。
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