株式市場概況

  (最終更新日:2022.03.11)

2022年3月11日マーケット概況

2022年3月11日の日経市場は反落しました。日経225平均株価は前日比-527円62銭の25,162円78銭(-2.05%)でした。週末要因と先物・オプションのSQ要因、露ウクライナ情勢の不透明感が拭えず欧米・アジア市場の下落を引き継いぎ、195円安からスタート。その後も下落幅を広げ節目の25,000円を下回ると反転して本日の取引を終えました。

昨夜の米国市場は、ダウ工業株30種平均は前日比-112ドル18セントの33,174ドル07セント(-0.34%)と小幅に下落。2月の消費者物価指数(CPI)が前年の同月比7.9%と40年ぶりの高い伸びとなったため、WTI原油価格高騰は一服するもインフレ懸念が再燃。そしてアメリカ10年長期金利の上昇(1.9%台)により、高PER株のハイテク関連ナスダック指数も前日比-125.58ポイントの13,129.96ポイント(-0.95%)と反落。CPI指数、金利上昇、地政学リスクなど要因が投資家心理をネガティブにさせました。

東証一部売買代金は概ね3兆3145億円、売買高は14億2133万株でした。東証1部値下がり株は1707株、値上がり413株、変わらずは60株と全体の7割が下がりました。海運業は堅調。押され気味だった空運業も堅調で、資源高による鉱業株、石油関連も上昇しました。

テクニカル的には5日移動平均線に支えられる形で、下髭を残した形で終了。節目の25,000円を意識した形ですが、週明け以降この25,000円がポイントになりそうです。逆にいうとこの25,000円を割り込むと再び、投資家心理が悪化しパニック売りなどに繋がる位置に株価があることです。昨日と同じくボリンジャーバンドの1σと2σの間にありどちらかに抜けるまで動けないですが、下向きのバンドウォークとなれば先安感で下落トレンドに入る形です。

月初のブログで書いたように、変動性が高い相場状況です。売られすぎからの自立反発もあり迂闊に空売りも入れれない状況です。市場の方向性がわかれば誰も苦労しませんが、露ウクライナの1日でも早い停戦に期待したいところです。

テクニカル的には、滋賀銀行(8366)なんかが、下落からのトレンド転換の兆しが見えます。金利上昇により銀行株なんかは利鞘確保のため引き続き注目です。

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