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東証市場概況
2023年4月12日の東証市場は続伸しました。
日経平均株価は前日比+159円33銭(+0.57%)の28,082円70銭でした。
米国市場がまちまちながらも底堅い相場となったことを受け日本市場も買いが先行しました。
前日のバフェット氏追加投資の流れを受け商社株をメインに上昇しました。
前日割り込んだ節目の28,000円に挑戦することになり日本市場は上昇トレンド復帰を意識しだすタイミングとなりました。
信越化学工業やソフトバンクグループなど主力値嵩株、東京エレクトロンなど半導体の一角など景気敏感株を中心に買われました。
米国市場情報
米国11日の米国市場NYダウは続伸しました。
NYダウ平均 33684.79ドル(+98.27 +0.29%)
S&P500 4108.94ポイント(-0.17 0.00%)
ナスダック 12031.88ポイント(-52.48 -0.43%)
本日の米国市場は引き続き景気後退が和らいだためNYダウは続伸しました。長期金利も落ち着いたなかハイテク株などは利益確定の売りも入り上値の重い展開になりました。
市場は12日発表のCPI、未明に発表される3月FOMC議事要旨、13日は物価の先行性があるPPIなど重要な経済指標の発表を控えているのと、大手銀行の決算を見極めたい流れから株式市場は3指数揃ってやや様子見の流れとなりました。
東証市場情報
東証プライムの売買代金は概ね2兆4385億円、売買高は9億9800万株でした。
東証プライムの値上がり株は1324、値下がり株は433、変わらずは78でした。
海運、卸売、鉄鋼、鉱業、機械など景気敏感系が主に買われました。
精密機器、不動産のみ下落しましたが、ほぼ全面高となりました。
テクニカルでは前日の高値と安値を切り上げ上昇。
ボリンジャーバンドの1σに支えられる形となりボリンジャーバンドの傾きも変わり始めたのトレンドの継続に期待したいところです。
まとめと注目銘柄
前日の懸念としていた引けにかけての28,000円割れをあっさり巻き返した本日の日本市場。
バフェット氏の追加投資による日本株に対する投資家の反応は前向きに捉えられました。
今夜は米国CPIと3月FOMC議事録、明日はインフレの先行性が高いPPIと市場が注目する指標が密集するので、可もなく不可もなくな結果ならハイテク株など押しの強かった半導体関連は注目です。
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