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東証市場概況
2023年3月24日の東証市場は小幅に続落しました。
日経平均株価は前日比-34.36円(-0.13%)の27,385円25銭でした。
イエレン財務長官による預金保護に対する発言が過度な金融不安を緩和させ米国市場が一時マイナスに沈む場面もありましたが引けにかけて上昇。
日本市場は米国のまちまちな動きを受け方向感ないまちまちな相場となりました。
ドル円レート一時130円台と円高傾向で輸出株などが下落したほか、米国長期金利が下落したことなとで銀行株は冴えない動きとなりました。
反面、東京エレクトロンやSUMCOなど半導体関連は上昇しました、
米国市場情報
米国23日のNYダウは反発しました。
NYダウ平均 32105.25ドル(+75.14 +0.23%)
S&P500 3948.72ポイント(+11.75 +0.30%)
ナスダック 11787.40ポイント(+117.44 +1.01%)
前日の急落による買い戻しや値頃感から買われるなどで取引序盤は反発するも、銀行株への警戒は根強く一時マイナス圏へ。米国当局による預金保護の措置内容が伝わると再びプラス圏へ反転し取引を終えました。
長期金利も3.4%台で推移しているためハイテク株などの高PER株はやや堅調な動きとなりました。
東証市場情報
東証プライムの売買代金は概ね2兆5249億円、売買高は10億1922万株でした。
東証プライムの値上がり株は850、値下がり株は881、変わらずは105でした。
海運、電気・ガス、医薬品、石油・石炭、パルプ・紙など景気敏感から内需などが買われました。
鉱業、銀行、保険、その他金融など総じて金融関連は下落しました。
テクニカルでは前日の高値と安値に収まる持ち合い。
75日移動平均線に支えられ、一目均衡表の転換線を超え、そして下髭が長く実体の短いローソクで底値のかたさと大きくどちらかに動きだす前段階と言えます。
上値抵抗と意識されやすい27,500円を突破となれば大きく動きだすとみています。
まとめと注目銘柄
週足では安値を切り上げつつも上値の重い一週間となりやや動きづらいことになりました。
来週は権利確定日などで値動きの荒い展開も予想されますが、権利日後の相場の変動には警戒が必要です。
海運など配当を意識した買いが続いており、過熱感もみられるので相場の急落には注意しましょう。
東京エレクトロンは節目の50,000円に乗せ、半導体関連の物色が続いていることを示し、ほかの半導体関連にも注目で、T&S(4055)などトレンドが続いているので注目です。
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