目次
東証市場概況
2023年3月1日の東証市場は続伸しました。
日経平均株価は前日比+70円97銭(+0.25%)の27,516円53銭でした。
朝方は米国市場の下落を受け売りが先行しましたが、売り一巡後は値頃感や中国PMIの結果が好感されたことを受け小幅ながら続伸しました。
東京エレクトロン、ディスコなど半導体セクタが買われました。
日本市場の底堅さが認識され、3月末の配当株を狙った買いなど注目です。
米国市場情報
米国28日の米国市場は反落しました。
NYダウ平均 32656.70ドル(-232.39 -0.71%)
S&P500 3970.15ポイント(-12.09 -0.30%)
ナスダック 11455.54ポイント(-11.44 -0.10%)
米国FRBによる利上げ長期化の懸念により米国市場は方向感のないまちまちな相場で小幅に反落しました。年初の米国市場は大きく上昇したものの、2月頭の雇用統計の発表から利上げへの懸念が再燃。S&P500は4000ポイントを下回り2月の取引を終え弱気相場入りへの警戒となりました。
今週は小売企業の決算が予定されるなか消費行動が今後どのような見方になるかに注目です。
東証市場情報
東証プライムの売買代金は概ね2兆7883億円、売買高は11億2925万株でした。
東証プライムの値上がり株は1075、値下がり株は672、変わらずは88でした。
鉱業、鉄鋼、非鉄金属、卸売、石油・石炭、機械、食料品とバランスよく上昇しました。
精密機器、海運、医薬品などは下落しました。
テクニカルでは上髭の短い陽線で、高値と安値は切り下げたので形では下落。
75日200日移動平均線がサポートとなり切り返しました。やや様子見に近い相場となりました。
まとめと注目銘柄
3月最初の取引は、欧米および中国市場に左右された相場でしたが、サポートと意識されるポイントではしっかり買い戻しの動きもあり日本市場の底堅さが認識される1日でした。
2月から全体では動きにくいですが、配当株や中国関連などを手がかりとした銘柄の物色は短期的には続きそうなので注目してみましょう。
トリケミカル研究所(4369)などテクニカル的には面白い位置にあります。
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