目次
東証市場概況
2023年2月22日の東証市場は続落しました。
日経平均株価は前日比-368円78銭(-1.34%)の27,104円32銭でした。
連休明けの米国市場が長期金利3.9%台と上振れしたたことが懸念され高PER株など幅広い銘柄に売りが出て3指標そろって下落。
日本市場もその流れを引き継ぎ売りが先行しました。明日の日本市場は祝日のため休場、またその祝日中には米国FOMC議事録などの発表が控えていることもリスク回避の売りがかさみました。
ファーストリテイリング、東京エレクトロンなど日経寄与の高い銘柄が大きく下落しました。
反面、海運は強く医薬品などディフェンシブの一角が買われました。
米国市場情報
米国21日の米国市場は反落しました。
NYダウ平均 33129.59ドル(-697.10 -2.06%)
S&P500 3997.34ポイント(-81.75 -2.00%)
ナスダック 11492.30ポイント(-294.97 -2.50%)
連休明けの米国市場は製造業およびサービス業PMIが市場予想を上回り景気後退が懸念しましたが、反対にFRBによる利上げが警戒され下落しました。またFOMC議事要旨の発表を控えていることも投資家心理をネガティブなものにしました。
またウォルマートなど小売業決算も冴えない結果となったことも消費関連株の下落につながりましたが、売一巡後は買い戻しの動きも入るなどしました。
NYダウはテクニカルでもやや警戒すべきポイントに入ったので注意が必要です。
東証市場情報
東証プライムの売買代金は概ね2兆8131億円、売買高は12億199万株でした。
東証プライムの値上りは375、値下がりは1393、変わらずは69でした。
海運、医薬品の2業種のみ上昇のほぼ全面安の形になりました。
テクニカルでは前日から大きく下向きの陰線で、75・200日移動平均線、一目均衡表の転換線を一気に割り込みました。
安値では27,046円で買い戻しもあり27,000円が攻防ラインとなります。
またTOPIXも一目均衡表の転換線割れ、マザーズ指数は一目均衡表の雲に突入してしまい、警戒が必要な形となりました。
日経VIX指数も前日よりさらに上昇しました。
まとめと注目銘柄
横ばい相場からようやく動き出した、日本市場でした。
決算ピークもすぎ、外部要因に左右されやすい相場になりました。
日米ともに先行きの金利に対して懸念され、日本10年金利は0.5%付近まで上昇、米国10年金利も4.0%台にせまる勢いになり、グロース株などは警戒が必要となります。
金利高への警戒は必要ですが、グロース株に関しては半導体などデータセンターやクラウドなどを支えるハードウェアでは必要不可欠な製品です。
国内もラピダスなど継続して注目で、現在の変動性が落ち着いたタイミングで参入してみるのもよいでしょう。
信越化学(4063)などトレンドに乗っているので注目してみましょう。
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