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東証市場概況
2023年1月30日の東証市場は反発しました。
日経平均株価は前日比+50円84銭(+0.19%)の27,433円40銭でした。
週明けの日本市場は前週末の米国市場の上昇、中国市場の堅調な動きもあり、小幅に上昇しました。
日米決算相場、今週は欧米の中央銀行の政策金利発表などを控えていることもあり、節目の27,500円付近では利益確定の売りにおされる場面もあり方向感のつかみにくい相場でした。
1月から2月をまたぐ今週はやや神経質な展開となるといえます。
米国市場情報
米国27日の米国市場は小幅に続伸しました。
NYダウ平均 33,978.08ドル(+28.67 +0.08%)
S&P500 4,070.56ポイント (+10.13 +0.25%)
ナスダック指数 11,621.71ポイント(+109.30 +0.95%)
前週末の米国市場は決算が好感された銘柄を中心に買われ3指標そろって上昇しました。
アメックスは決算が好感され大幅に上昇、NYダウ平均を上昇させましたが、半導体大手のインテルの決算が芳しくなかったためダウは小幅にとどまりました。
またテスラも前日に続き11%高に。GAFAMを中心に買われナスダックは3桁超の上げ幅となりました。
東証市場情報
東証プライムの売買代金は概ね2兆7730億円、売買高は11億3070万株でした。
東証プライムの値上がり株は960、値下がり株は794、変わらずは81でした。
化学、繊維製品、空運業、精密機器、陸運など素材から景気敏感まで買われました。
鉄鋼は利益確定におされ、石油・石炭や鉱業なども下落しました。
テクニカルでは上下に髭のある陽線でレンジ幅は小さく小幅な範囲でおさまりました。
27,500円で戻り待ちの売りに押され動きにくい相場で、今週開催の米FOMCなどを控えているのと月初めによる週末の雇用関連の発表など週間を通して一進一退となることは念頭に入れましょう。
まとめと注目銘柄
令和臨調の公表により日銀による金融政策を修正されるのではないかということで為替相場が一時129円まで円高に進んだことで輸出株などが売られる形となりました。
今週のFOMCでは0.25%の利上げがほぼ確実視され、FOMC通過後は材料出尽くしで一時的に利益確定に押されるか、また幹部の発言により変動性が高まるといえますのでやや注意が必要です。
為替に関しても米国は利上げペースの減速方向、日本は0.5%で現状維持をふまえると現在の1ドル130円付近を基準とした攻防になるといえます。
決算ラッシュということもあり、業績予想の想定レートなどはチェックするようにしましょう。
今日の注目は銘柄はエイトレッド(3969)です。1/26の2023年3月期第三四半期累計(4-12月)決算発表で経常利益7.2億円(前年同期比+6.7%)という結果に。
通期業績は過去5年連続増収増益と期待が高まる企業です。
テクニカルでは長期的に下落トレンドを形成していますが、75日移動平均線を抜け、一目均衡表の雲に入ってきたので底打ち上昇トレンドを確認してから参入してみるのもおもしろそうです。
続いて注目しているのが、国内主要空港で駐機中の航空機に電力供給を提供するエージーピー(9377)
1/27に2023年3月期第三四半期累計(4-12月)決算発表を行い連結経常利益1.7億円(前年同期比44.9%増)とし、業績好調により年間配当金を従来15円から30円に増額修正しました。
本日は値を飛ばし上昇。テクニカルでは2022/10/11の高値を最後に下落基調でしたが、1/23にトレンドが反転しだしたので、本日の過熱感が解消されたタイミングで参入してみる価値はありそうです。
決算シーズンでは業績の結果が会社予想および市場予想との結果でどのように株価に影響を与えるのかというのをみるだけでも良いトレーニングになるのでぜひ実践していただきたいです。
証券会社のウェブサイトにも決算発表スケジュールが掲載されていますので活用してみてください。
筆者はSBI証券の決算発表スケジュールが見やすいので、活用させていただいてます。
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