目次
東証市場概況
2023年1月27日の東証市場は小幅に反発しました。
日経平均株価は前日比+19円81銭(+0.07%)の27,382円56銭でした。
米国市場が3指標そろった上昇の流れを受け、朝方は買いが先行しました。その後は週末要因や決算シーズン、今週の急ピッチの上昇を警戒した利益確定の売りに押され、やや方向感にかける一日でした。
下げ幅は限定的でファーストリテイリングや前日決算が好感された信越化学工業などの主力値嵩株が買われました。
1月の東京CPIが4.3%上昇となったことで日銀による金融緩和修正の思惑などから銀行株も買われました。
米国市場情報
米国26日の米国市場は続伸しました。
NYダウ平均 33,949.41ドル(+205.57 +0.61%)
S&P500 4,060.43ポイント(+44.21 +1.10%)
ナスダック総合 12,051.48ポイント(+236.79 +2.00%)
取引開始前に発表された米GDPが市場予想よりも上回ったこと、同じく発表された失業保険申請数から労働市場が逼迫していることで利上げによる過度な景気後退懸念が減速、来月のFOMCでは利上げが緩むとの見方から3指数そろって上昇しました。
前日のテスラ決算が好感されナスダック市場の上昇を牽引しました。
しかし半導体セクターのインテルが決算発表を行い、時間外の取引で下落しています。
東証市場情報
東証プライムの売買代金は概ね2兆6987億円、売買高は11億287万株でした。
東証プライムの値上がり株は916、値下がり株は822、変わらずは98でした。
銀行が大幅に上昇、鉄鋼、電気・ガス、保険、化学、証券・商品先物取引など金融が大半と内需の一角と景気敏感の一部が買われました。
海運株は前日に続き大きく下落しました。
テクニカル的には前日の高値と安値におさまる持ち合い。一目均衡表の先行スパン2に支えられた形ですが、下に抜けると下げやすい位置にあることは念頭におきましょう。
週足では一目均衡表の基準線と25日移動平均線に上値を押さえられました。来週は米国FOMCなどのイベントを控えていることや、日米ともに決算が本格化していくこたで個別銘柄への物色が強く全体相場は今週に続きやや動きにくいといえそうです。
まとめと注目銘柄
前日の信越化学工業につづき本日決算のファナックも2023年3月末に株式を5分割するとアナウンスがありました。
個人投資家が参入しやすくなるといえるので注目してみましょう。
この記事へのコメントはありません。