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東証市場概況
2023年1月25日の東証市場は続伸しました。
日経平均株価は前日比+95円82銭(+0.35%)の27,395円01銭でした。
米国市場がまちまちな結果を受け日本市場も売りが先行で取引が始まりましたが、押し目をひろう動きで買い戻しが入り日本市場の底堅さを認識できました。
直近の急反発、決算が始まったことによる様子見から高値圏では利益確定の売りに押されましたが、支えになってほしいラインでは意識された相場です。
米国市場情報
米国24日の米国市場はダウのみ続伸しました。
NYダウ平均 33,733.96ドル(+104.40 +0.31%)
S&P500 4,016.95ポイント(-30.14 -0.27%)
ナスダック指数 11,334.27ポイント(-30.14 -0.27%)
米国PMIが基準の50は下回ったものの市場予想を上回ったことで利上げが継続するのではないかという思惑などでまちまちな結果となりました。
また米国の主要企業の決算も引き続き予定されていることで持ち高調整の動きといえます。
市場では米国FRBによる利上げ後退はすでに織り込まれているとされ、市場の関心は先行きの景気に焦点が集まっています。
明日から週末にかけてGDPデフレータや雇用統計が予定されていますので、決算相場とあいまって神経質な展開とします。
東証市場情報
東証プライムの売買代金は概ね2兆5255億円、売買高は9億9044万株でした。
東証プライムの値上がり株は1146、値下がり株は604、変わらずは87でした。
鉄鋼、海運など景気敏感株が買われ、電気・ガスと内需の一角、その他製品、繊維製品、精密機器なども買われました。
卸売、銀行のみが下落のほぼ全面高の形となりました。
テクニカルでは日経225、TOPIX、マザーズとすべて上昇しました。日経平均の日足チャートは前日の高値と安値を切り上げて上昇継続。75日移動平均線に支えられ、長期の参考指標200日平均線にまたがる形となりました。
RSIなどのオシレータ系では過熱のサインはありますが、米国市場の動向にもよりますが短期の利益確定の売りをこなしながら27,500円を超えるかに注目です。
今日のまとめと注目銘柄
米国市場のまちまちな結果から日本市場は利益確定をはさむことで軟調とみていましたが、結果は日本市場の底堅さを認識した一日でした。
決算相場入りしてきたことは確かで、前日決算の日本電産は5%安と大きく下落しましたが、日本を代表するハイテク企業でもありますので、アク抜きを終えたタイミングで注目するのもよいでしょう。
PERでみても割安感の強い銘柄は多く、過熱感はありますが、日本製鉄(5401)などの鉄鋼株は継続して注目してみましょう。
商船三井や郵船などの海運株も配当利回りが10%と高配当で魅力がありますが、1/31に商船三井、2/3に日本郵船の決算発表が予定されており、業績や配当の修正などの悪材料がなければ注目してみましょう。
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