東証市場概況
2023年1月11日の東証市場は4営業日続伸しました。
日経平均株価は前日比+262円83銭(+1.00%)の26,438円39銭でした。
米国3指標の上昇を受け日本市場も上げ幅を拡大しながら4営業日続伸となりました。
スウェーデンでのパウエル議長発言では市場に動揺を与える内容ではなかったことでリスクオンモードとなりました。
レーザーテックや東京エレクトロンなど半導体セクターは本日も好調でした。
反面、中国の入国規制措置が懸念されインバウンド関連などは売られました。
決算を頼りにし銘柄物色も入る中、明日の米国CPIなどに注目が集まります。
米国市場情報
米国10日の米国市場は反発しました。
NYダウ平均 33,704.10ドル(+186.45 +0.56%)
S&P500 3,919.25ポイント(+27.16 +0.70%)
ナスダック総合指数 10,742.63ポイント(+106.98 +1.01%)
スウェーデン国際会議に出席しているパウエルFRB議長が金融政策について発言がなかったことから利上げに対する不安が和らぎ3指標そろって上昇しました。
しかし市場では引き続きタカ派よりの姿勢との見方があるのと、明日の米国CPIの結果が揃うまではやや様子見モードとなりました。
東証市場情報
東証プライムの売買代金は概ね2兆5894億円、売買高は10億5887万株でした。
東証プライムの値上がり株は1493、値下がりは287、変わらずは58でした。
精密機器、電気機器、鉄鋼、石油・石炭など景気敏感系が総じて買われました。
中国の日本に対する入国規制措置などで陸運や空運などのインバウンド関連は下落しました。
テクニカルでは前日の高値と安値を切り上げ上昇、一目均衡表の転換線を明確に超えてきました。RSIも40を上回り買いの勢いが強まりつつあることが見えます。
前日決算の安川電機は決算内容が好感され買われました。半導体セクターは勢いづいてきましたが、米国の長期金利が米国CPIの結果次第では変動性が高まりやすいことは念頭におきましょう。
キューピーや無印良品など原材料のコスト増による影響を受ける銘柄など、内需・ディフェンシブを物色する際は決算前後は要注意といえます。
安川電機などハイテク株はやはり好調で、前期比から増収増益予想のローツェ(6323)など本日25・75日線を上抜けたので注目してみるのも良さそうです。
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