東証市場概況
2022年12月16日の東証市場は続落しました。
日経平均株価は前日比-524円58銭(-1.88%)の27,527円12銭でした。
米国市場の景気減速が嫌気され、米国株式市場が大幅に下落した流れを受け日本市場も売りが先行しました。
海運のみ上昇するほぼ全面安で、アドバンテスト、東京エレクトロンなど半導体関連に加え、輸送機器など幅広い銘柄に売りが出ました。
米国市場情報
米国15日の米国市場は大幅に下落しました。
NYダウ平均 33,202.22ドル(-764.13 -2.25%)
S&P500 3,895.75ポイント(-99.57 -2.49%)
ナスダック指数 10,810.53ポイント(-360.36 -3.23%)
米国小売売上高が市場予想を下回り、景気後退入りと捉えられたことで投資家心理が悪化、3指標揃って下落しました。
前日のFOMCドットチャートでは2023年に5.00〜5.25%の利上げが示されたことも、利上げ長期化によるさらなるリセッションが警戒されました。
またベンチマークとなるS&P500が4,000ポイントを下回ったことも投資家心理をより弱気へと傾けました。
東証市場情報
東証プライムの売買代金は概ね3兆4268億円、売買高は13億8413万株でした。
東証プライムの値上がり株は290、値下がり株は1493、変わらずは56でした。
海運のみ上昇、不動産は横ばい、非鉄金属、その他金融が2%を超えるほど下落しました。
テクニカル的には前日から大きく下に窓を開け売りが先行。下髭のある陰線で200日移動平均線で下げ止まりました。
5・25移動平均線、一目均衡表の基準線・転換線を一気に割り込んでしまいました。
売られすぎの自主反発もありえますが、上値は相当強い抵抗が予想されます。
また下げ止まりのサインもなく、世界的にクリスマスや年末休暇などの地合いもあり、年内は一進一退になりやすいことも念頭にいれるようにしましょう。
週末の米国市場の結果をみてから投資戦略をたてたほうが得策といえます。
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