(最終更新日:2022.12.14)

2022年12月14日の株式市場概況

東証市場概況 

2022年12月14日の東証市場は続伸しました。

日経平均株価は前日比+201円36銭の28,156円21銭でした。

米国CPIが市場予想を下回ったことで米国株式市場が上昇、日本市場もその流れを受け続伸しました。

米国の長期金利低下によりナスダック指数が上昇したことで、日本国内の半導体セクターなどのハイテク株が買われました。

上げ幅は限定的で日本時間明日未明に発表されるFOMCによる政策金利の結果待ちとなります。

米国市場情報

米国13日の米国市場は続伸しました。

NYダウ平均は34,108.64ドル(+103.60 +0.30%)

S&P500は4,019.65ポイント(+29.09 +0.73%)

ナスダック指数は11,256.81ポイント(+113.08 +1.01%)

米国11月CPIが前月比および前年比すべてで市場予想を下回り鈍化傾向になったことで、FRBによる利上げが和らぐとの見方から3指標そろって上昇しました。

取引開始前の米国株価先物指数が700ドルを超えるほど上昇。NYダウ取引開始時は大幅に上昇しましたが、米国時間の明日に発表予定のFOMCということもあり一時マイナス圏に反転するなど値動きの荒い1日となりました。

東証市場情報

東証プライムの売買代金は概ね2兆4917億円、売買高は9億8558万株でした。東証プライムの値上がり株は1258、値下がり株は493、変わらずは85でした。

繊維製品、精密機器、鉱業、非鉄金属などの素材系や景気敏感系が買われました。

空運や陸運などの旅行関連などは利益確定の売りに押されました。

テクニカルでは前日の高値と安値を切り上げて上昇。実体の長い陽線となりました。節目の28,000円を超えたことは心理的な抵抗は後退しているといえます。

ここから更に弾みをつけるには、やはり米国FOMCの政策金利となり市場予想の0.5%よりも上か下かに焦点が集まります。

日米の金利差縮小の場合は円高に振れると想定し輸出関連などは値動きに警戒しましょう。

半導体などのグロース株はもちろん、前日同様AI関連やDX関連に注目してみましょう。

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