東証市場概況
2022年11月8日の東証市場は続伸しました。
日経平均株価は前日比+344円11銭(+1.25%)の27,872円11銭でした。
米国株式市場の株高を受け継ぎ日本市場も短期筋による買いなどで大幅に上場しました。
米国中間選挙をむかえる8日、下院での共和党優勢との思惑で、民主党がかかげる増税案が通りにくくなるほか、政策審議がねじれ国会で遅れインフレが後退するのではないかという思惑も重なり、大幅に買われました。
日本市場も日経先物を筆頭に堅調に買われたこともあり、主力の値嵩株が買われました。
前日に続き東京エレクトロンやレーザーテックなど半導体セクターもしっかり。また好決算を発表した銘柄も物色されるなど、東証プライム全体の8割近くが買われる形となりました。
米国市場情報
米国7日の米国市場は続伸しました。
NYダウ工業株30種平均は前日比+423.78ドル(+1.31%)の32,827.00ドルでした。
S&P500は前日比+36.25ポイント(+0.96%)の3,806.80ポイントでした。
ハイテク関連ナスダック総合指数は前日比+89.27ポイント(+0.85%)の10,564.52ポイントでした。
週明けの米国市場はリスクオンとなり株買いが先行しました。先週末の雇用統計の結果や、米国中古車市場や住宅市場の弱まりがFRBによる利上げペースが緩むとの思惑もあり、3指標揃って続伸しました。
米国8日には中間選挙、10日は米国CPIとなり注目が集まります。過去の中間選挙後では株買いは加速したことが多く、下院は共和党の勝利の可能性が高く、上院は民主党の共和党でまちまちな予想となっています。
過去の流れと同じく中間選挙後は株買いが進むのか、はては株売りになるのか注目後集まります。
東証市場情報
東証プライムの売買代金は概ね3兆3237億円、売買高は13億4469万株でした。東証プライムの値上がり株は1431、値下がり株は335、変わらずは71でした。
海運、鉱業、保険、不動産、化学、繊維と景気敏感から内需の一角、素材系と幅広く上昇しました。
反面に陸運、空運、その他金融はさえない動きとなりました。
テクニカル的には前日の終値から窓を空けて取引開始。抵抗と意識した75日移動平均線を超え、一時400円を超えるほど上げ幅を拡大しましたが、利益確定に押され上髭の長い陽線で取引を終えました。
11/2以来の75日移動平均線を超え、一目均衡表の雲も飛び越えたので買いのエネルギーの強さが伺えます。
今夜の米国中間選挙、10日のCPI、国内決算ピークなど本日の上昇がダマシとなる可能性も否定できないので、主要イベントを終えるまでは大きくポジションを取るのは控えたほうがよさそうです。
決算終えたピジョンは増収減益となりましたが、テクニカル的には8/2と11/4の安値付近で反転したので、短期的に注目してみるのも面白いかもしれません。
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