東証市場概況
2022年8月19日の東証市場は小幅に続落しました。
日経平均株価は前日比-11円81銭(-0.04%)の28,930円33銭でした。
週末要因による利益確定の売り、直近急ピッチで上昇した反動から高値警戒により小幅に下落しました。
ただ下げ幅は限定的でフィラデルフィア半導体指数の上昇により、東京エレクトロンやディスコなどの値がさ株なども買われ、下落トレンド入りするとは言い難い相場です。
週間ではオシレーター系の指標、週足で上昇したこともあり利益確定の売りには注意と解説していたので、調整の範囲と言えます。
米国市場情報
米国18日の米国市場は反発しました。
NYダウ工業株30種平均は前日比18.72ドル(+0.06%)の33,999.04ドルでした。
S&P500は前日比+9.70ポイント(+0.23%)の4,283.74ポイントでした。
ハイテク関連ナスダック平均指数は前日比+27.22ポイント(+0.21%)の12,965.34ポイントでした。
前日公表の7月FOMC議事録により利上げペース落とすことも適切と明言されたことで金融引き締めによる過度な景気後退懸念が後退し、3指標そろって上昇しました。
ダウは節目の34,000ドル、ナスダックも節目の13,000ドルに近づいてきたこでテクニカル的な過熱感により利益確定の売り押され一時下げに転じる場面もありました。
VIX指数も20ポイントを下回り株買いへの安心感がうまれました。
東証市場情報
東証プライムの売買代金は概ね2兆3963億円、売買高は10億2240万株でした。東証プライムの値上がり株は1077株、値下がり株は650株、変わらずは111株でした。
原油先物価格が上昇したことで、石油石炭株や鉱業株などか買われました。
テクニカル的には5日移動平均線をわずかにまたいでいますが、前日の高値と安値は切り上げていますので形では上昇となります。節目の29,000円での売り圧力は強く感じますが、大きく売り込まれることなく、上向きのボリンジャーバンドと一目均衡表でみても好転は継続していますので、空売りを仕込むのは現時点では様子見するほうが得策といえます。
この記事へのコメントはありません。