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東証市場概況
2022年8月12日の東証市場は反発しました。
日経平均株価は前日比+727円65銭(+2.62%)の28,546円98銭でした。
日本市場休場中の米国市場にて大幅に上昇した流れを受け反発、年明け1月以来の約7ヶ月ぶりの高値水準となりました。
米国7月CPIとPPIともに市場予想を下回ったことで、過度なインフレによる利上げペースの加速が和らぎ、空売りの買い戻しなどもあり心理的な抵抗とされた28,500円を上回り取引を終えました。
週末の解説で長期目線で半導体銘柄は注目と解説。米国にて半導体への投資が発表されました。
週明けからは夏休みに入る機関投資家も多い中、日本市場はこのまま上昇トレンド継続となるか注目です。
米国市場情報
米国時間8/11の米国市場NYダウは続伸しました。
NYダウ工業株30種平均は前日比+27.16ドル(+0.08%)の33,336.67ドルでした。
S&P500は前日比-2.97ポイント(-0.07%)の4,207.27ポイント
ハイテク関連ナスダック平均指数は前日比-74.89ポイント(-0.58%)の12,779.91ポイントでした。
前日の米国7月CPI(前月比)が市場予想を下回る0.0%、対前年比も市場予想8.7%を下回る8.5%という結果を受け、インフレ一服によりFRBによる利上げペースが緩まるとの思惑から、高PERのハイテク株など直近売りの強かった銘柄を中心に買われました。
S&P500は約3ヶ月ぶりに4,200ポイント台へと復帰し投資家心理がやや上向いた形になります。
本日発表された米国7月生産者物価指数(PPI)も対前年比、市場予想10.4%を下回る9.8%という結果に。
朝方は3指標揃って上昇しましたが、買いの圧力は続かず利益確定や好決算を発表した銘柄を中心に買われ、ダウのみ上昇するまちまちな相場となりました。
また米国長期金利が一時2.9%台へ上昇したこたもハイテク株が売られる原因となり、利上げへの懸念はいぜんとして根強く残されています。
東証市場情報
東証プライムの売買代金は3兆7126億円、売買高は14億5793万株でした。東証プライムの値上がり株は1607株、値下がり株は192株、変わらずは39株と東証プライム全体の9割が上昇しました。
精密機器、電気機器を筆頭に33業種すべてが上昇する全面高となりました。
テクニカルでは一目均衡表の転換線と5日移動平均線を飛び越え、前日の高値安値を切り上げ上昇、上髭のない実体で力強さが伺えます。
抵抗と意識される3/25と6/9の28,390円付近をあっさり抜け出しました。このまま投資家心理が強気となると29,000円に挑戦する流れとなります。
今週は米国17日未明にはFOMC議事録などが控えているので、取引参加者の少ない株式市場にどう影響を与えるか注目です。
週末のシカゴ証券取引所での日経225先物(9月限月)は前日比+21円の28,750円(+0.73%)で終了し、週明けの日経市場は買いが先行して取引開始されると思われますが、夏休み入りする機関投資家、先述の米国FOMCなども控え利益確定の売りが入ることも予想されますので、変動性には注意するようにしましょう。
国家をあげて米国半導体への投資など長期的には旺盛な需要がみこまれますので、東京エレクトロンやアドバンテストなどは継続して注目です。
ファンダメンタルとテクニカルでみて、日本化学工業なども上昇トレンドいりするか注目です。
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