東証市場概況
2022年8月2日の東証市場は反落しました。
日経平均株価は前日比-398円62銭(-1.42%)の27,594円73銭でした。
米国市場3指標下落の流れを受け、日本市場も下落しました。米国下院議長の台湾訪問による米中関係と台湾情勢への懸念で投資家心理が落ち込みました。
日米ともに前週までの急な株価上昇もあり短期の利益確定、ドル円レートも1ドル130円台と円高が進んだ事で、輸出企業採算への懸念からリスク回避の売りに押されました。
下げ幅は限定的で好決算銘柄などを手がかりに、値頃感からの買いも入り7/21.26.27の安値付近で下げ止まり取引を終えました。
米国市場情報
米国時間8/1の米国市場は反落しました。
NYダウ工業株30種平均は前日比-46.73ドル(-0.14%)の32,798.40ドルでした。
S&P500は前日比-11.66ポイント(-0.28%)の4,118.63ポイントでした。
ハイテク関連ナスダック指数は前日比-21.71ポイント(-0.18%)の12,368.98ポイントでした。
前週までの急ピッチの株価指数上昇による利益確定の売りに押されました。また原油先物価格下落によりシェブロンなどの石油株も売られました。
米国下院議長の台湾訪問による米中関係への懸念など投資家心理を冷やしましたが、航空機ボーイングの主力機の納入に向けた承認などが好感され6%上昇し、NYダウ指数を支えました。
ISM非製造業景況指数などの発表などを控え短期的な利益確定に押されました。
東証市場情報
東証プライムの売買代金は概ね2兆8232億円、売買高は11億6086万株でした。東証プライムの値上がり株は190株、値下がり株は1620株、変わらずは28株と全体の9割が値下がりしました。
好業績の海運業のみが上昇するほぼ全面安で終わりました。
テクニカル的には200日移動平均線に支えられて終えましたが、明日以降この支えを下に抜けるとさらに売りが強くなる位置にいますので警戒が必要です。
元々決算シーズンもあり神経質な動きが予想していましたが、ファンダメンタル的な分析が需要になる相場といえそうです。
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