東京株式市場概況
2022年7月19日の東証市場は続伸しました。
日経平均株価は前日比+173円21銭(+0.65%)の26,961円68銭でした。
国内連休中に米国市場が上昇し、その流れを引き継ぎ取引開始時は27,000円を超えてスタート。すぐさま利益確定の売りと戻り待ちの売りに押されましたが、26,800円付近を底に再び27,043円まで上値を追いましたが長続きせずにまちまちな動きで取引を終えました。
日米ともに決算シーズン、国内も4営業日という少ない商いで様子見が広がりました。
米国市場情報
米国時間7/18の米国市場は反落しました。
NYダウ工業株30種平均は前日比-215.65ドル(-0.69%)の31,072.61ドルでした。
S&P500は前日比-32.31ポイント(-0.84%)の3,830.85ポイント
ハイテク関連ナスダック指数は前日比-92.37ポイント(-0.81%)の11,360.05ポイントでした。
7月FOMCによる1%の利上げ懸念が後退し、取引開始時は好決算企業を中心に買いが先行してスタートし、一時350ドル超まで上昇しました。7月NAHB住宅市場指数が予想を下回る55.0ポイントだったことや、アップルが景気減速に備え人材採用を抑制することが伝わったことで景気減速が再燃。
徐々に上げ幅を縮小し、午後はマイナスに転じ取引を終えました。
テクニカル的にはNYダウは25・75日移動平均線に挟まる形で、今夜以降下げ止まりのサインを見せて長期の指標となる75日移動平均線を超えるかがポイントになります。
東証市場情報
東証プライムの売買代金は概ね2兆4278億円、売買高は9億7242万株でした。東証プライムの値上がり株は1161株、値下がり株は617株、変わらずは60株でした。
原油先物価格の上昇で鉱業などが上昇率一位で、海運株や鉄鋼など景気敏感株も買われました。
テクニカル的には節目の75日移動平均線を下髭が長い陰線で超えました。一目均衡表の先行線で上値を押さえられる形ですが、6/28と7/11のようにそこから再度調整に入りダマシの可能性も念頭に入れましょう。
全体相場では歯がゆい動きですが、足元の個別銘柄では好決算を発表した企業もありますので、決算を手がかりに物色するのも良いでしょう。
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