日経市場概況
2022年7月8日の日経市場は続伸しました。
日経平均株価は前日比+26円66銭の26,514円19銭(+0.10%)でした。
米国市場上昇の流れを引き継ぎ、一時上げ幅を400円にせまりました。午前の引け後に安倍元首相が襲撃されたとの報道で、日経先物が大きく下落。午後も上げ幅は重く、ETF分配金拠出による売りなどで小幅に取引を終えました。
雇用関係などにより米国の金融引き締めによる過剰な景気減速懸念が和らいたこともあり、市場心理が改善傾向にはいりました。
週明けからの動向など本日もよろしくお願いします。
米国市場情報
米国時間7/7の米国市場は続伸しました。
NYダウ平均株価は前日比+346.87ドルの31,384.55ドル(+1.12%)でした。
S&P500は前日比+57,54ポイントの3,902.62ポイント(+1.49%)
ハイテク関連ナスダック指数は前日比+259.47ポイントの11,621.35ポイント(+2.28%)
注目していたADP雇用統計が算出ルール変更のために結果は出ませんでしたが、FRBの利上げは想定内で織り込まれ、中国のインフラ投資や原油相場上昇により経済活動が活発化されるとの見方から3指標そろって上昇しました。
キャタピラーやボーイングなどの景気敏感株を中心に、直近で売りに押されていたハイテク株も買い直されました。
今夜は非農場部門雇用統計発表とこちらも注目される指標ですので、気になる方はウォッチするようにしましょう。
米国3指標のテクニカル面では市場心理が徐々に改善されてつつあると認識できるので、来週の日経市場にもいい影響を与えるか注目です。
日経市場情報
東証プライムの売買代金は概ね3兆6022億円、売買高は14億6887万株でした。東証プライムの値上がり株は903株、値下がり株は868株、変わらずは67株でした。
海運業、鉱業など景気敏感株や素材系の一角などが買われまたし。医薬品や食料品などのディフェンシブ株は売られました。
テクニカル的には25・75日移動平均線、一目均衡表の基準線などが密集する付近で抵抗にあい、長い上髭を残し取引を終えました。週足では先週の高値と安値におさまる持ち合いで来週からトレンドに方向感が生まれてくるでしょう。
米国は金融株の決算、国内も日経平均の寄与度が高いファーストリテイリングの決算などが予定されています。
ここにきて新型コロナウィルスが増加傾向なのが少し気になります。7月10日の東京都のコロナ新規感染者数が先週日曜より5694人増加の9482人でした。株式市場には耐性が付いてますが、旅行やレジャー関連銘柄は利益確定の価格や損切りの逆指値設定など忘れずに。
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