日経市場概況
2022年7月6日の日経市場は反落しました。
日経平均株価は前日比-315円82銭の26,107円65銭(-1.20%)でした。
米国市場NYダウのみ下落のまちまちは動きを引き継ぎ、米国を中心とする世界的な景気減速によるリスク回避の売りにより下落しました。
今夜未明の米国6月FOMC議事録公表なども控え様子見ムードで取引を終えましたが、節目の26,000円に支えられたので明日以降、26,000円を維持できるかがポイントになります。
米国市場情報
連休明け、米国時間7/6の米国市場は反落しました。
NYダウ平均株価は前日比-129.44ドルの30,967.82ドル(-0.42%)でした。
S&P500は前日比+6.06ポイントの3,831.39ポイント(+0.15%)でした。
景気減速懸念による欧州市場下落により米国市場も景気敏感株を中心に売られました。原油先物価格も約2ヶ月ぶりに1バレル100ドルを割り込んだことも投資家心理を冷やしました。
反面、米国市場長期金利が2.7%台まで低下し高PERのハイテク株を中心に買い直されナスダック指数を押し上げました。
メルクやホームデポなどの内需やディフェンシブ銘柄が買われ、IT株のSalesforceやアップルなどのハイテク株が買われました。
今夜の米国市場もISM非製造業景気指数など株式市場に影響をあたえる重要な指標が発表されるので、注目するようにしましょう。
日経市場情報
東証プライムの売買代金は3兆752億円、売買高は13億8915万株でした。東証プライムの値上がり株は506株、値下がり株は1282株、変わらずは50株でした。
米国同様、景気に左右されにくい医薬品や食料品などのディフェンシブおよび内需関連が買われました。
昨日のブログで紹介した日本M&Aセンター(2127)は4.8%高と長期の指標となる75日移動平均線をまたぎながらが取引を終えましたが、上値は一目均衡表の先行線に抑えられたので、明日以降トレンド継続するかが注目です。
日経225のテクニカル的にはボリンジャーバンドの-1σに支えられる形で、5日移動平均線が抵抗となりました。
継続して方向感の掴めない相場状況で、外部要因に引き続き左右されやすい状態ですが、日経相場は26,000円を攻防するかに注目です。
週末から決算も始まり、個別銘柄の選定が忙しくなりますが、全体相場が不安定な時こそファンダメンタル的に業績のしっかりした銘柄を選定するようにしましょう。
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