日経市場概況
2022年7月4日の日経市場は反発しました。
日経平均株価は前日比+218円19銭の26,153円81銭(+0.84%)でした。
先週末の米国市場の反発の流れを引き継ぎ日経市場も買いが先行してスタートしました。買い一巡後は利益確定や戻り待ちの売りなどにより、まちまちな動きで一時26,000円を割り込みましたが、節目に26,000円に支えられ取引を終えました。
米国10年金利が2.8%台に低下したことも市場心理を改善させましたが、米国3連休と米国の経済指標による景気のピークアウト示している結果などにより景気先行きの不透明感により迷いの残る相場になりました。
週末から安川電機など主力企業の決算も本格化する日経市場は神経質な動きが予想されますが、今後の動向など本日もよろしくお願いします。
米国市場情報
先週末のNYダウは反発しました。
米国時間7/1のNYダウは前日比+321円83銭の31,097.26ドル(+1.06%)でした。
S&P500は前日比+39.95ポイントの3,825.33ポイント(+1.06%)
ハイテク関連ナスダック指数は前日比+99.11ポイントの11,127.84ポイント(+0.90%)でした。
上昇傾向だった米国長期金利(10年債)が2.8%付近まで下落し、ハイテク関連株などが買い直されました。
ISM製造業景気指数が市場予想を下回る53.0ポイントの結果を受け一時280ドルほど下落しましたが、米国市場3連休前のポジション整理などによる買いと景気に左右されにくいディフェンシブ銘柄を中心に買いが入り相場が支えられました。
今週の米国市場も7日未明に6月FOMC議事録、雇用統計発表と日米の株式市場に影響を及ぼしそうな経済指標が発表予定なので、ウォッチするようにしまょう。
日経市場情報
東証プライムの売買代金は2兆4396億円、売買高は10億9779万株でした。東証プライムの値上がり株は1515株、値下がり株は286株、変わらずは37株でした。
電気・ガスの内需系と出遅れていた卸売業などが上昇率一位でした。石油・石炭と保険業のみが下落しました。
テクニカル的には前日のローソクに収まる持ち合いで、ボリンジャーバンドの-1σにまたがる形で、迷いの相場といえます。連休明けの米国市場次第でトレンドが変わる可能性がありますので、観望しつつ銘柄の選定などに費やすのがよいと言えそうです。
為替レートは1ドル135円と円安基調ではありますが、円安による恩恵を受けるトヨタなどの輸出系の企業の株価が以前に比べ株価の伸び率が鈍化していることも、市場心理がポジティブとは言い難いです。
今週末から本格化していく国内決算ですが、資源高と米国利上げによる景気のピークアウトなど、業績へどの程度影響を与えるのか未知数ですので、売買予定の銘柄がある場合は決算発表のスケジュールを必ず確認するようにしましょう。
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