日経市場概況
2022年6月29日の日経市場は反落しました。
日経平均株価は前日比-244円87銭の26,804円60銭(,0.91%)と5営業日ぶりに下落して終わりました。
米国長期金利3.2%台に高止まりなど景況感の悪化により3指標そろって下落。日経市場も休日をはさみ4営業日続伸もあり利益確定の売りが出やすかったことから売りが先行して取引開始。
月曜の終値付近、5日移動平均線がかかる付近で下げ止まり、その後はまちまちな動きのまま取引を終えました。迷いの形がみられる相場ですしたが、月曜のブログで念頭に置いていたように米国の経済指標により変動性が高まると解説。さっそく外部要因に影響された一日でした。
米国市場情報
米国時間6/28の米国市場は続落しました。
NYダウ平均株価は前日比-491.27ドルの30,946.99ドル(-1.56%)でした。
S&P500は前日比,78.56ポイントの3,821.55ポイント(-2.01%)
ハイテク関連ナスダック指数は前日比-343.01ポイント11,181.54ポイント(-2.98%)と3指標揃って下落しました。
中国のコロナウィルスによる入国時の行動規制緩和により市場心理が好感し取引開始時は買い先行でスタートしましたが、米国経済指標である消費者信頼感指数が市場予想を下回る98.7ポイントと消費者の景況感悪化により徐々に売りが広がりました。午後は一時950ドルちかく下落し値頃感から買い直しもはいりましたが、500ドルちかく下落し取引を終えました。
米国長期金利3.2%台と高止まりしたことも投資家心理を悪化させる要因となりました。
今夜の米国市場も米国四半期GDP発表など注目される指標が発表予定です。
日経市場情報
東証プライムの売買代金は3兆8714億円、売買高は16億6292万株でした。東証プライムの値上がり株は787株、値下がり株は987株、変わらずは61株でした。
電力需要増加により電気・ガス株が上昇率一位でした。先月より選定銘柄候補としていた空運株や陸運株、特に私鉄系などが買われました。
引き続き旅行関連株、特に旅先で重宝されるレンタカーやコインパーキングなどのサービスを提供しているパーク24(タイムズ)などは注目してはどうでしょうか。
テクニカル的には先述した月曜の終値、5日移動平均線で支えられる形で、上下に髭を残し取引を終えました。形としては迷いがみられる形で、月曜のブログで解説したように米国の経済指標や中国の景気回復など、外部要因に左右されやすい相場です。
今夜は米国GDP発表、明日は日本の鉱工業生産発表と中国の製造業PMI発表と、景況感の参考となる重要な経済指標が予定されています。
国内の市場では大きく売り込まれる状況でもないですが、上値を追うには27,000円付近にかたまる25・75日移動平均線や一目均衡表の基準線などがあり、ここを抜けると大きく上昇するエネルギーはありますが、反対に抵抗にあい下落してしまうと調整いりする、どっちつかずな位置にあることは注意しましょう。
はやくも梅雨明けして夏バテ相場な予感はしますが、体力と同じように投資資金を温存させながら次の波がきたときに乗れるようにしっかり銘柄の選定をしていきましょう。
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