日経市場概況
2022年6月27日の日経市場は続伸しました。
日経平均株価は前日比+379円30銭の26,871円27銭(+1.43%)でした。
先週末の米国市場の上昇を受け継ぎ3営業日続伸、上海や香港市場の堅調な相場も追い風に一時400円近くまで上昇しました。
抵抗と意識される27,000円間際では戻り待ちの売りも入りましたが、26,800円を支えに取引を終えました。
今週も重要な経済指標が多く発表される米国市場、今週の動向など本日もよろしくお願いします。
米国市場情報
先週末の米国市場は続伸しました。
米国時間6/24のNYダウは前日比+823.32ドルの31,500.68ドル(+2.68%)でした。
S&P500は前日比+116.01ポイントの3,911.74ポイント(+3.06%)
ハイテク関連ナスダック指数は前日比+375.43ポイントの11,607.62ポイント(+3.34%)でした。
米国6月消費者態度指数が50.0と統計開始以来最低に。米国利上げによる景気後退が和らぎ3指標揃って大きく上昇しました。
推しの強かったグロース株が買い直されセールスフォースは7%高、マイクロソフトやインテルなども買われました。
健全性検査により銀行の財務健全性が良好な結果となりJPモルガンチェースなどの銀行株も買われました。
直近キツい下げにみまわれたボーイングなどの景気敏感株や消費関連株など幅広い銘柄が買い直され市場全体を押し上げました。
今週の米国も週後半にかけ重要な経済指標が多く発表されるので動向に注目が集まります。
日経市場情報
東証プライムの売買代金は概ね2兆6990億円、売買高は11億957万株でした。東証プライムの値上がり株は1297株、値下がりは462株、変わらずは79株でした。
海運業は本日も上昇率一位でした。米国フィラデルフィア指数上昇により国内の半導体値嵩株の東京エレクトロンなども買われました。
テクニカル的には抵抗ラインとされていた75日移動平均線がかかる26,800円をまたぎ一目均衡表の基準線で抵抗にあい取引を終えましたが。さらなるトレンド継続には25日移動平均線が横たわる27,000円を突破するかがポイントです。
今週は週後半にかけ米国の重要な経済指標発表をいくつか控えており、神経質な動きが予測されます。米国時間28日に四半期GDP、29日はPCEデフレータ、景気動向を探る上で注目される月末にISM製造業指数とイベント盛りだくさんです。
引き続き外部要因に左右されやすいですが、明日以降の日経市場は26,800円に維持できるか注目です。
中国の経済回復など含めて、鉄鋼関連や非鉄金属など物色銘柄とします。
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