日経市場概況
2022年6月13日の日経市場は大幅に続落しました。
日経平均株価は前日比-836円85銭の26,987円44銭(-3.01%)と節目の27,000円を割り込みました。
先週末の米国市場の下落の流れを引き継ぎ売りが先行してスタート。終日軟調な取引で終わりました。
為替レートは1ドル135円に突入しましたが、日経市場のリスク回避の売りに押されたため輸出関連株なども買われることはありませんでした。
今後の動向など本日もよろしくお願いします。
米国市場情報
先週末の米国市場は続落しました。
米国時間6/10のNYダウは前日比-880.00ドルの31,392.79ドル(-2.73%)と大幅に下落しました。
S&P500は前日比-116.96ポイントの3,900.86ポイント(-2.91%)
ハイテク関連ナスダック指数は前日比-414.20ポイントの11,340.02ポイント(-3.52%)でした。
米国5月CPIが市場予想を上回る1.0%へ。インフレ加速によるFRBの積極的な利上げに警戒、米国長期金利3.1%台へ。ハイテク株を中心に景気敏感株、消費関連株など幅広い銘柄に売りが出ました。
金曜のブログでNYダウテクニカルで25日移動平均線へわずかに割り込み、調整に警戒と解説。警戒した通り大きく調整に入りました。S&P500が4,000ポイントを割れてしまったので投資家心理が弱気となれば様子見ムードで一進一退が予想されますので下げ止まりのサインが出るまでは様子見も良いでしょう。
日経市場情報
東証プライムの売買代金は概ね2兆8954億円、売買高は12億1859万株でした。東証プライムの値上がり株は332株、値下がり株は1457株、変わらずは49株でした。
保険関連、食料品とインフラなどよ内需関連が買われました。
テクニカル的には25日移動平均線と一目均衡表の基準線に支えられる形になりました。米国の動向にもよりますが、明日以降下値をかため反転するかがポイントになります。
いずれにしても米国の金利上昇への懸念は根強く、神経質な値動きには引き続き要注意です。
まだ下げ止まりのサインはありませんので、積極的に買いを入れる場面ではないことは確かです。
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