日経市場概況
2022年6月3日の日経市場は反発しました。
日経平均株価は前日比+347円69銭の27,761円57銭(+1.27%)でした。
米国非農業部門の雇用者数の伸びが市場予想より下回り、景気回復鈍化により利上げ不安が後退し日経市場もその流れを引き継ぎました。
直近で押され気味だった半導体などのハイテクグロース株が買い直されました。
OPECによる石油増産となりましたが、原油価格下落にならず、株式市場も積極的な上値を追う動きにはならずちぐはぐな相場になりました。
今後の動向など本日もよろしくお願いします。
米国市場概況
米国時間6/2の米国市場は反発しました。
NYダウ平均株価は前日比+435.05ドルの33,248.28ドル(+1.33%)でした。
S&P500は前日比+75.59ポイントの4,176.82ポイント
ハイテク関連ナスダック指数は前日比+322.44ポイントの12,316.90ポイント(+2.69%)でした。
米国雇用統計が市場予想を下回り、景気減速による利上げ懸念が和らぎ3指標そろって上昇しました。
業績予想をドル高により下方修正したマイクロソフトでしたが、下げ幅は限定的で財務健全性が高いことで買われ、アップルやセールスフォースなどのハイテク関連も買われました。
長期金利が頭打ちとなり、利上げによる不安も和らぎ高PER構成銘柄のナスダック指関連も買われました。
明日の米国市場も失業率やISM非製造業景況指数発表など重要な指標を控えていますので動向に注意しましょう。
日経市場情報
東証プライムの売買代金は概ね2兆6793億円、売買高は11億828万株でした。東証プライムの値上がり株は995株、値下がり株は774株、変わらずは68株でした。
原油価格上昇により石油株や鉱業などが上昇率上位、空運業は利益確定の売りに押されました。
テクニカル的にはボリンジャーバンドの2σを飛び越えました。一目均衡表も三役好転と強い相場状況と捉えて良いでしょう。
週明けも今夜の米国市場が無難に過ぎれば、日経市場も堅調な動きになりそうですが、今夜の米国市場も失業率やISM非製造業景況指数公表など市場の変動性を高める指標が発表されますので注目してウォッチしましょう。
来週後半は9日に先物SQがあり、国内GDP、週末に米国5月CPIなどの発表を控えておりますので、週後半は引き続き海外要因により変動性が高まることが予想されますので注意しましょう。
石油関連株などは利益確定による売りに注意しましょう。
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