日経市場概況
2022年5月13日の日経市場は反発しました。
日経平均株価は前日比678円93銭の26,427円65銭(+2.64%)でした。
米国市場はナスダックのみ上昇のまちまちは動きでしたが、米国株価指数の時間外上昇により日経市場も反発。
直近で1,200円ほど下落した日経市場は、売られすぎからの自立反発のタイミングということもあり、一時上げ幅を700円まで上昇。空売りの買い戻しなどもあり大きく反発しました。
買い一巡後もそのまま下がることはなく取引を終えました。
インフレによる金融引き締めの警戒とエネルギー価格上昇の警戒は依然残されたままです。
今後の動向など本日もよろしくお願いします。
米国市場概況
米国時間5/12の米国市場は6営業日続落しました。
NYダウ平均株価は前日比-103.81ドル(-0.33%)の31,730.30ドルでした。
S&P500は前日比-5.10ポイント(-0.13%)の3,930.08ポイント
ハイテク関連ナスダック指数は前日比+6.73ポイント(+0.06%)の11,370.96ポイントと小幅に反発しました。
朝方発表の4月卸売物価指数は前月比0.5%と市場予想通りでしたが、前年同月比では市場予想を上回る11.0%でした。
物価指数上昇によりFRBによる積極的な利上げを警戒。米国10年長期金利2.8%台と落ち着くも、今後の景気後退を懸念しボーイングなどの景気敏感株や消費関連株のアメリカンエキスプレスやビザが売られました。
景気の影響を受けにくいディフェンシブ銘柄のアムジェン(バイオテクノロジー)やメルクアンドカンパニー(薬品)などが買われました。
アップルやマイクロソフトは下落しましたが、アマゾンやメタ(Facebook)が上昇するなどし、割安感が出ていたナスダック指数を小幅に上昇させました。
VIX指数も31ポイント台と推移しており相場の変動性に注意です。
日経市場
東証プライムの売買代金は概ね3兆5923億円、売買高は16億4818万株でした。東証プライムの値上がり株は1557株、値下がり株は259株、変わらずは21株でした。
原油先物価格上昇により石油関連株が買われ、景気敏感株から素材系まで幅広く買われました。
反対に長期金利下落により銀行・保険などの金融系は売られました。
テクニカル的には一昨日のブログで売られすぎからの反動による空売り銘柄などの反発に注意と解説。オシレータ系指標などから売られすぎのサインも出だしていてので、反発のタイミングでもありました。
日経市場全体をみると昨日同様、25・75日移動平均線でデッドクロスと一目均衡表の基準線がかかる27,000円が次の抵抗となる節目のポイントで、上昇の波に乗るか確認するポイントです。
主要企業の決算も出揃いファンダメンタルによる銘柄の物色なども参考にできる対象も増えました。
一服していた米国10年長期金利も再び2.9%台へ、そしてリスク回避の円買いによる円高など輸出関連株などの価格変動性に注意です。
日経相場の先安感は依然として残されていますので、株数を減らしてこまめに利益確定をして短期のトレードを中心にしつつ、ファンダメンタルがしっかりした銘柄を中長期で運用するのが懸命です。
この記事へのコメントはありません。