日経市場概況
2022年5月12日の日経市場は反落しました。
日経平均株価は前日比-464円92銭(-1.77%)の25,748円72銭と節目の26,000円を割り込みました。
昨晩の米国4月消費者物価指数発表により市場予想を上回る結果となりインフレ懸念により米国株価指数が3指標そろって下落。日本市場もその流れを引き継ぎました。
朝の取引開始後は一時下げ幅を500円を超えましたが、売りが落ち着いたあとは好決算企業や割安感銘柄など買い戻され、軟調な動きのまま節目の26,000円台を割り込み本日の取引を終えました。
ゴールデンウィーク前後から金利動向、決算シーズンなど神経質な動きになると予測していたいましたが、米国市場に関してここまで下げるかというのが本音です。
日本も日経平均、TOPIX、マザーズ指数と大型株から小型株まで売られました。
今後の動向など本日もよろしくお願いします。
米国市場概況
米国時間5/11の米国市場は続落しました。
NYダウ平均株価は前日比-323.63ドル(-1.02%)の31,834.11ドルと5営業日続落し、年初最安値を更新。
S&P500は前日比-65.87ポイント(-1.65%)の3,935.18ポイント
ハイテク関連ナスダック指数は前日比-373.43ポイント(-3.18%)の11,364.24ポイントでした。
米国4月消費者物価指数(CPI)は0.3%と前回1.2%から鈍化するも、市場予想の0.2%を上回ったため、FRBの利上げによる金融引き締めが警戒され下落しました。
週明けと昨夜のブログで米国CPI通過後の変動性に注意と解説。
米国市場の取引開始後は中国のコロナウィルス感染後退などで500ドルほど上昇しましたが、CPI通過後のインフレ懸念は拭えず下落。日中の取引で800ドルも変動する不安定な相場で終わりました。
ハイテク関連の売りが強くアップルが5%安、エヌビディアが5%安、顧客管理セールスフォースは4%安など半導体関連、IT関連など下落しました。
VIX指数も31ポイント台と警戒レベル。
ヘルスケアのメルクなどは堅調で、引き続きディフェンシブ銘柄などが物色の軸になります。
日経市場
東証プライムの売買代金は3兆2683億円、売買高は14億8101万株でした。東証プライムの値上がり株は330株、値下がり株は1477株、変わらずは30株でした。
昨日第一四半期決算発表だったブリヂストンなどのゴム銘柄や前日下落率上位だった保険などが本日は買われました。
テクニカル的には25・75日移動平均線でデッドクロスに。下降トレンド継続となりました。3/16と3/17にあいた窓を埋める形になりましたが、明日は週末要因など午前中は変動性が高まることが予想されます。
足もとの日経市場は決算ピークも重なっていますので、何度も言いますが積極的に買いに入るより、ファンダメンタルなどを参考に銘柄の選定にあてるタイミングです。
素材系のガラス土石や金属製品などの業種もテクニカル的に注目してもいい位置にあります。
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