(最終更新日:2022.04.20)

2022年4月20日の日経マーケット概況

日経市場情報

2022年4月20日の日経市場は続伸しました。

日経平均株価は前日比+232円76銭の27,217円85銭(+0.86%)と上昇しました。

米国市場3営業日ぶりの反発を受け継ぎ上昇。貿易赤字連続赤字などのニュースはありましたが、1ドル129円と円安を追い風となり輸出関連株、材料系など幅広く買われました。

買いが落ち着いた後は、決算シーズンなど様子見感が広がり上げ幅を戻しましたが、節目の27,000円を割ることなく取引を終えました。

今後の動向など本日もお読みください。

米国市場

19日の米国指標は反発しました。NYダウ平均株価は前日比+499.51ドルの34,911.20ドル(+1.45%)でした。

S&P500は前日比+70.52ポイントの4,462.21ポイント(1.61%)

ハイテク関連ナスダック指数は前日比+287.30ポイントの13,616.66ポイント(+2.15%)でした。

直近の売られすぎおよび企業好決算など経済回復の期待などから反発しました。

米長期金利は2.90%台へ突入。金利上昇による企業活動への影響は限定的との見方もあり大口投資家の空売りの買い戻しもあり上昇しました。

直近売り圧力により押され気味だった景気敏感株や消費関連株が買い戻されました。米国空運業が乗務員と乗客のマスク着用を撤廃。航空需要の高まりからボーイング(BA)が3.41%上昇しました。

AmazonやMicrosoft、半導体関連のAMDやQualcommなどが上昇、金利上昇により売りが強かったハイテク関連ナスダック指数も反発しました。

日経市場

東証プライムの売買代金は概ね2兆6945億円、売買高は11億4654万株でした。東証プライムの値上がり株は1267株、値下がり株は521株、変わらずは51株でした。

テクニカル的には昨日解説したように一目均衡表の先行線と雲を抜けだせればトレンドの転換と解説。さっそく本日も上値を目指す形になりました。

一目均衡表の転換線は上向き、長期の指標になる75日移動平均線がかかる27,200円を維持しましたが、髭が上下に長いローソク足で迷いが懸念される形です。

明日以降、大きく下落することがなければ27,000円を維持できるかがポイントです。

明日は日本電産(6594)とディスコ(6146)と精密機器と半導体の主力企業の決算です。電動化など今後の日本主力産業になる決算発表なので必ずウォッチするようにしましょう。

気になるのは日米金利差です。日銀の発表によると5営業日連続で指値オペを実施するとのニュースが出ました。また別のブログで金利のことはわかりやすく書く予定ですので、また他楽しみにしていてください。

そして週末にかけて来週とゴールデンウィークなどでポジション整理の売りなどが出てくると予想されるので保有銘柄の変動性に注意しましょう。

先程書いたように低金利誘導など、為替相場も変動性が高まりつつあるので、リスクヘッジも兼ねてディフェンシブ系銘柄の物色も継続して行うようにしましょう。

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