日経市場情報
2022年4月13日の日経市場は反発しました。昨日のブログで売られすぎのサインが見受けられると解説、さっそく本日反発しました。
日経平均株価は前日比+508円49銭の26,843円49銭(+1.93%)でした。
米国指数時間外取引の断続的な上昇を引き継ぎ、1ドル125円台と円安基調も追風となり景気敏感株や素材系など幅広い銘柄が買われました。
米国市場
昨夜の米国市場はNYダウ平均株価前日比-87.72ドルの34,220.36ドル(-0.26%)でした。
S&P500は前日比-15.08ポイントの4,397.45ポイント(-0.34%)
ハイテク関連ナスダック指数は前日比-40.38ポイントの13,371.57ポイント(-0.30%)
米国市場はまちまちな動きでした。CPIコア(エネルギー・食品除く)指数が予想を下回り、取引開始時はハイテク関連を中心に買いが先行しましたが、CPI指数が前月比1.2%と上昇しインフレが加速し金融引き締めへの懸念から徐々に売りに押されました。
長期金利も2.79%から2.69%台へ下落したため金融系のアメックスやJPモルガンの売りに繋がり、それに加えFRB金融引き締めへの前向きなコメントにより、金利上昇への懸念から下げに転じました。
昨日に続きマイクロソフトや半導体関連のエヌビディアなどハイテク関連も幅広く売られ、3指標揃って下落しました。
日経市場
東証プライム売買代金は2兆8239億円、売買高は11億6582万株でした。東証プライム値上がり株は1516株、値下がり株は279株、変わらずは44株で、全体の約8割が上昇しました。
中国新型コロナウィルスによるロックダウンの緩和により経済活動再開への期待感から前日大幅に下落した海運株を中心に、輸出関連や電気機器、ゴムなどの素材系など幅広い業種が買われました。
昨夜のブログでは売られすぎのサインもあり反発する可能性から空売り銘柄は注意と解説。
さっそく本日の日経市場は上昇しました。テクニカル的にはヒゲが上下ともに短いほぼ実体のみ強い上昇になりました。
明日以降も本日の高値を超えて上昇なら3/9の24,900円の下値を切り上げてトレンド転換のサインになります。
高値継続後上限ラインは、75日移動平均線と一目均衡表の先行線が横たわる27,100円付近が高値の節目になります。
短期的な物色銘柄としては円安の恩恵を受ける輸出関連や、ゴム関連などです。ユニクロのファーストリテイリングなども中国ロックダウン解除後は要注目です。
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