2022年3月29日の日経市場は反発しました。
日経平均株価、前日比308円58銭高の28,252円42銭(+1.10%)でした。
米国市場の上昇、3月権利確定日、円安相場の追い風を受け継ぎ取引開始から200円を超える上昇。米国ナスダック指数上昇によりIT関連など新興市場のマザーズ指数も反発しました。
米国市場
昨夜の米国市場はNYダウ工業株平均株価、前日比94ドル65セント高の34,955ドル89セント(+0.27%)でした。ハイテク関連ナスダック総合指数、185.60ポイント14,354.90ポイント(+1.31%)と上昇。S&P500は32.46ポイント高の4,575.52ポイントと、3指標揃って上昇。
取引開始から昼ごろは、直近の2,000ドル近い続伸により売りが先行。一時300ドル近く下落しましたが、約7%ほど原油先物価格が下落したため、景気後退が和らぎ買い戻されました。
前日好調だったJPモルガンなどの金融株は、短期のアメリカ2年債金利が上昇。長期金利との差が縮まったため、利鞘減少の懸念から下落しました。
今週の米国市場は、2月米国個人消費支出や3月雇用統計など注目される指標発表が重なります。
そしてロシア・ウクライナの地政学リスクなど、ニュースに左右される日々が予想されます。
またAmazonなどのネット通販とエヌビディアなどの半導体などが上昇しているので、日本株に於いても物色の参考になりそうです。
日経市場
本日の日経市場、東証一部売買代金は概ね3兆2489億円。売買高は13億6236万株。東証一部値上がり株数は1466株、値下がり株数は635株、変わらずは77株でした。
円安ドル高相場により、トヨタ自動車など輸出関連銘柄は上昇。そして高配当株の日本郵船や商船三井などの海運株は上昇率2位でした。
マザーズ指数も3.69%の上昇ほど上昇し、小型・中型株も好調でした。ITやデジタル関連なども今後物色の目をむけていきたいところです。
テクニカルポイント
昨日のブログで少し解説したように、本日も200日移動平均線あたりで高値にタッチし取引を終えました。
足元の75日移動平均線との間で持ち合いに近いかたちです。200日移動平均線が横たわる28,300円程度のところで上値の抵抗が予想されます。
今夜の米国市場も難なく過ぎると、明日以降の日経は方向感のない相場になりそうで、200日移動平均線の抵抗にあい下落に転換する場合は75日線がかかる27,500円程度のところまで調整入りしそうな状況です。
ロシア・ウクライナ協議など前向きなニュースはありますが、引き続き地政学リスクに注意しつつ銘柄の物色にあてましょう。
マザーズ指数上昇により小型・中型株など、ITやDXなど旬なテーマもよさそうです。
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