2022年3月28日の東証日経平均株価は反落しました。日経平均株価、前日比205円95銭安の27,943円89銭(-0.73%)でした。
9営業日続騰したことによる利益確定と週明けで材料に乏しいなか積極的な買いはみられませんでした。
日銀の0.25%金利で無制限に買い入れる「指値オペ」発表のニュースが流れドル円相場は1ドル=123円台に突入し、円安の恩恵を受ける輸出関連などは上昇しました。
テクニカル的な話や、気になる銘柄など本日も最後までお読みください。
・先週末の米国市場
先週末の米国市場はNYダウ工業株平均株価、前日比153ドル30セント高の34,861ドル24セント(+0.24%)でした。S&P500と共に上昇しました。
ハイテク関連ナスダック指数は-22.54ポイントの14,169.30ポイント(-0.16%)で長期金利上昇により反落しました。
サウジアラビアの石油施設がイエメン親イラン武装組織によりミサイル攻撃を受けると、下落基調の石油関連株が上昇。また長期金利上昇により高PERのハイテク株は売られましたが、金利上昇による利鞘収益改善などで保険株やJPモルガンなどの金融株は買われました。
またダウはこの2週間で1,800ドル近く上昇したことで利益確定の売りが出たことも、上値が重くなる要因でした。
・日経市場
日経市場の東証一部売買代金は概ね2兆5820億円でした。東証一部売買高は11億1024万株。東証一部値上がり株は795株、値下がり株は1275株、変わらずは111株でした。
原油先物価格上昇により、ENEOS(5020)2.92%高など石油石炭株は上昇率一位。円安相場により輸出関連株も買われました。
個人的に物色した銘柄をピックアップ。ネット生命保険のライフネット生命(7157)です。
コロナ禍でも契約者数を右肩上がりで伸ばしつつ、ネット保険という強みを活かしリモートワークの推進など業務形態が非常にスリムでもあります。
見積もりから加入もスマホで手軽に加入出来るのも魅力的です。
テクニカル的には2021年10月13日の高値を最後に長い下落トレンドを形成。2022年3月中旬から反転し下げ止まりの兆しも見えつつあるので、注意深く価格動向を監視しています。
テクニカル分析
ここでテクニカルなお話です。
先週末のブログ(2022年3月25日の日経概況)
先週末のブログで少し説明しましたが、9日で3,000円近く続伸し一旦は調整が入りそうですと解説。200移動平均線をまたぎ2021/9/14と2022/3/9の半値戻し付近で3月25日の取引は終了し、フィボナッチ61.8%の位置する形です。
本日も200日移動平均線付近で抵抗となり反落。明日以降も200移動平均線を下回れば、あくまでもで予測ですが25日移動平均線や一目均衡表の基準線が位置する26,500円あたりまで調整が入りそうです。
3月年度末の権利確定など価格変動性が高まりそうですので利益確定の注文は確実にしておきましょう。
そして新年度の4月からは新市場区分(プライム市場、グロース市場)に東証が再編されます。新年年明けの市場区分発表時にある程度は織り込まれていると思いますが、念のため急な価格変動に注意しておきましょう。
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