2022年3月23日の日経市場は7営業日続伸しました。東証日経平均株価は前日比816円05銭高の28,040円16銭(+3.0%)。欧米・アジア市場の堅調な相場に追い風となり800円を超えるほどの大幅な続伸になりました。
昨夜の米国市場は、ダウ工業株30種平均株価は前日比254ドル47セント高の34,807ドル46セント(+0.74%)。ハイテク関連ナスダック総合指数+270.36ポイントの14,108.82ポイント(+1.95%)、S&P500+50.43ポイントの4,511.61ポイント(+1.13%)と3指標揃って上昇しました。アメリカ国債長期金利上昇によりJPモルガンなどの金融関連株が上昇。市場予測を上回ったナイキ株が上昇し消費関連株もつられて買われました。金利上昇局面で高PERなナスダックも上昇し投資家心理の改善を印象づける相場です。
東証一部売買代金は概ね3兆4288億円、売買高は14億1473万株でした。利益確定に押された海運株以外の業種が上昇。直近で押され気味だった精密機器が上昇一位を記録しました。東証一部値上がり株1940株、値下がり206株、変わらずは35銘柄と全体の9割近くが上昇するほぼ全面高でした。
75日移動平均が横たわる節目の27,500円を飛び越え、約40円ですが一気に節目の28,000円を超えました。昨日のブログで27,500円あたりを超えると更なる上昇が期待できますと書きましたが、米国市場同様、投資家心理が改善されつつあるようです。明日も続伸すれざ記録に残る8営業日続伸となりますが、急ピッチで回復した分、利益確定などいずれ調整は入りそうなので、利益確定ポイントとロスカットポイントの逆指値注文は忘れずに。気になる為替動向ですが、1ドル120円台に突入しました。トヨタ自動車などの円安の恩恵を受ける企業などは引き続き物色の対象になりますが、資源の輸入に頼る日本においては急ピッチな円安は物価上昇、資源輸入コスト悪化なども頭に入れておかなければいけません。電力株などは収益コスト悪化など悪い円安の面も頭に入れて、今後の物色銘柄を選定するようにしてください。
マネックスグループ(8698)が子会社コインチェックをナスダックに上場させるニュース発表により、ストップ高。仮想通貨関連も物色候補に入りそうです。好調だった三菱UFJは上値を抑えられ、一旦調整に入りそうですが、仮想通貨や金利上昇の恩恵など引き続き注目です。金利上昇局面でもナスダックなどは反発しているのをみると、利上げに対しても耐性はついていそうなので、マザーズ銘柄などもDXやAIなどを軸に物色の対象を広げても良さそうです。
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