2022年3月18日の日経市場は今年初の5営業日続伸と強く反発しました。日経平均株価前日比+174円54銭の26,827円43銭(+0.65%)でした。3連休前ということもあり上げ幅が限定的な時間帯もありましたが、ロシア債デフォルトリスクが和らいだ米国市場の流れを引き継ぎました。
昨夜の米国市場はダウ工業株前日比+417ドル66セントの34,480ドル.76セント(+1.23%)と続伸。S&P500前日比+53.81ポイントの4,411.67ポイント(+1.23%)、ハイテク関連ナスダックも前日比+178.23ポイントの13,614.78ポイント(1.33%)と3指標揃って続伸。露ウクライナ情勢の地政学リスクが和らいだこと、ロシア債ドル建て利払い実施によるデフォルトリスク不安の低下、新規失業保険申請数も市場予想22万件を下回る21万件と景気回復による期待が好感されました。
東証一部売買代金は概ね4兆1427億円と約3ヶ月ぶりの活況でした。売買高は18億772万株でした。東証一部の値上がり株は1268株、値下がりは826株、変わらずは87株でした。直近で好調だった輸送用機器や空運業などは利益確定により下落。非鉄金属などが上昇率一位でした。
3連休前ということもあり相場は荒れるかなとは思ってましたが、本日も力強く続伸しました。25日移動平均線を超えて本日も上昇したことは今後の投資戦略のターニングポイントとなります。3連休からは権利確定にむけての売買が活気にみちてくると予想されるので高配当・増配銘柄などは要注目です。
金利動向、主要な経済指標が発表され来週はまちまちな動き、特に米国市場に左右されやすくなると思います。ポイントとして露ウクライナの地政学リスク。停戦協議再開など前向きなニュースもあれば進展なしなどちぐはぐな不透明感が残っているので、そういったニュース一つ一つに引き続き左右される日が続くと予想できます。この連休中でロシアが核兵器を使用したりしない限りは大暴落は考えづらいので優良配当株などはこの休み中に物色してもいいでしょう。テクニカル的には節目の27,000円が抵抗になるか突破するかが来週のポイントになりそうです。一時的な利益確定は入りそうですが、そこまで売り込まれるような経済状況では無さそうではありますが、露ウクライナ情勢には注意を払いつつ購入した銘柄の利益確定金額設定やロスカットポイントの設定などには細心の注意を払うようにしましょう。
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