2022年3月1日の日経平均株価は、前日比317円90銭高の26,844円72銭と大幅に上昇して終わりました。ロシア・ウクライナ情勢は引き続き変動性が高いですが、割安感と空売りの買い戻しなど買いが入りやすい状況です。
NYダウは、前日比からみて下落して取引スタート。ロシア・ウクライナの停戦協議開始など、停戦の期待などから下げ止まり、終わりにかけ上昇。前日比ー166.15ポイントの33,892.60ドルで取引終了。またハイテク関連のナスダックは前日比プラス56.77ポイントの13,75139ドルで取引終了。今週のアメリカ市場は、ISM指数、雇用統計など重要になる指数発表と、そしてFRB議長発言による金利動向も注目されます。
ロシア・ウクライナ停戦協議により、平行線に終わりましたが、心理的にはポジティブな材料になりました。連日下落していた東証マザーズ指数も、前日比50円42銭高の776円18銭と上昇。東証一部の売買代金は3兆344億円、売買高は12億4700万株。値上がり1170株と値下がり937株、変わらずは72銘柄でした。商船三井など海運業と鉱業を筆頭に23業種上昇と銀行・保険などを含む10業種下落。
今後の戦略で注目になるポイントとして、アメリカ時間の3/2と3/3のFRB議長発言が注目になります。3月の利上げに注目されてましたが、ロシアへの経済制裁などによる景気への影響から金融政策に配慮する可能性も残ります。その際、半導体関連やハイテク関連株などに資金がシフトすると考えられます。
テクニカル的には、25日移動平均線が上値の抵抗になっており、本日も25日線近くで上髭の長い小幅な陽線で、前日の終値より窓開けをしてスタート。明日以降はこの窓を埋める可能性があるのと、5日25日75日移動平均線とボリンジャーバンドが全て下向き。先安感は残されています。3月は第2週にSQと、そして足元のロシア・ウクライナ情勢の動向と経済制裁が及ぼす影響、そしてアメリカの利上げ、3月末の権利確定など変動性が高まる可能性があります。
ニュースに左右される日が続くと思いますが、損切りポイントの設定は確実に、高利回りの海運株、そして上昇の兆しがあるマザーズなどに注目してはいかがでしょうか。
この記事へのコメントはありません。